研究情報
東工大研究G、半分天然、半分人工の固体光合成材料開発。CO2還元酵素を触媒化する結晶 (2023.7)
東京工業大学の研究グループは、細胞内タンパク質結晶化反応を用いて、CO2還元活性を有するギ酸脱水素酵素(FDH)と光増感剤であるエオシン(EY)の両方を組み込んだハイブリッド固体触媒の合成に成功した。 自然界に存在す …続きを読む
積水ハウスと琉球大発シンク・ネイチャー、生物多様性のネットゲインと算出方法標準化へ、共同推進(2023.7)
積水ハウス㈱と琉球大学発スタートアップの㈱シンク・ネイチャー(沖縄県那覇市)は、2030 年のネイチャー・ポジティブの実現に向けて、積水ハウスの生物多様性の取り組み「5本の樹」計画やシンク・ネイチャーの生物多様性ビッグ …続きを読む
産総研、ポリシロキサンとバイオポリマーの特性生かした複合多孔体(エアロゲル)製造法を開発(2023.7)
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)の研究グループは、ポリシロキサンと天然物由来のバイオポリマーを複合した多孔体(エアロゲル)の製造法を新規に開発したと発表した。 この製造法は、多孔質のポリシロキサン骨格と …続きを読む
東北大と米・ワシントン大の共同研究G、カーボンナノチューブとCNFから高強度導電性複合繊維開発(2023.7)
東北大学と米国ワシントン大学の国際共同研究グループは、セルロースナノファイバー(CNF)に高導電性を有する単層カーボンナノチューブを混合することで、新たな導電性複合セルロース繊維の開発に成功したと発表した。従来技術では …続きを読む
東北大、知識行動オープン・プラットフォーム形成へ、イニシアチブ開始。総合知を行動化、持続可能な社会実現へ(2023.7)
東北大学ではこのたび、持続可能な社会の実現に向けて、「社会とともにある大学」として従来型の枠組を超えた「Transdisciplinary」により最先端の知を迅速にアクションに繋げる知識行動オープン・プラットフォーム「 …続きを読む
伊藤忠テクノソリューションズと新潟大、農地GHG放出量の正確な測定と削減量のNFT化に向け実証実験(2023.7)
伊藤忠テクノソリューションズ㈱(CTC)は、新潟大学と共同で新潟市をフィールドに、農地におけるGHGの放出量について、正確な測定やデータの可視化に関する実証実験を6月に開始した。加えて、CTCでは測定したGHG放出量の …続きを読む
東大研究G、人工光合成向け新手法開発。プラスとマイナスの2分子が補完し光触媒機能高める(2023.7)
東京大学の研究グループは、人工光合成技術の開発に必要な「優れた可視光吸収能力」と「高耐久性」を同時に満たす光増感剤の新しい開発指針を見出したと発表した。 太陽光エネルギーでCO2を還元して再資源化する技術である人工光 …続きを読む
東大発ジェリクルがコスモ・バイオと生体組織・試料の固定化材の共同開発契約を締結(2023.7)
生体適合性が極めて高く、あらゆる物性を独自に制御できるテトラゲルの応用に注力する東京大学発バイオベンチャーのジェリクル㈱(東京都文京区)とコスモ・バイオ㈱(東京都江東区)は、生体組織・試料の固定化材の共同開発契約を締結 …続きを読む
環境移送技術のイノカ、関西大学イノベーション創生センター内に関西ラボを設立。(2023.7)
環境移送技術の㈱イノカ(東京都港区)は、西日本エリアでの 事業拡大・研究開発推進のため、7月1日に関西大学のイノベーション創生センター内に関西ラボ(大阪府吹田市)を設立した。 2022年6月、環境移送技術を活用したサ …続きを読む
農研機構、 酵素パワーで生分解性プラ製品の分解加速。農業用マルチフィルムの鋤き込みで効果実証(2023.7)
農研機構は、生分解性プラスチックを分解する酵素を用いて、野菜の栽培に使う耐久性の高い生分解性農業用マルチフィルムを、畑に敷いたまま、分解を加速させる方法を実証した。フィルムは、酵素を散布処理した翌日には強度が下がり、壊 …続きを読む
日本ゼオン、阪大に「日本ゼオン・カーボンニュートラル先進触媒共同研究講座」を開設。(2023.7)
日本ゼオン㈱と大阪大学は、7月1日、大阪大学大学院基礎工学研究科に共同研究講座(講座名:日本ゼオン・カーボンニュートラル先進触媒共同研究講座)を開設したと発表した。 本研究講座では、次世代型化学プロセスを支える先進的な …続きを読む
ユーグレナ社、微細藻類ユーグレナの燃料抽出残渣の養魚用飼料代替になる可能性を確認。(2023.6)
㈱ユーグレナは、微細藻類ユーグレナからバイオ燃料の原料となる油脂を抽出したあとの残渣を用いた水産養殖試験において、ユーグレナ残渣が養魚用飼料の代替原料になる可能性を確認したと発表した。なお、この成果は当社が受託した、N …続きを読む
出光興産、有機廃棄物を原料とする堆肥製造事業の検討開始。カナダのスタートアップ企業・Anaconda社と協働して(2023.6)
出光興産㈱と同社100%子会社の出光アメリカズホールディングス(米国カリフォルニア州サンノゼ:IAH)は、カナダのスタートアップ企業であるAnaconda Systems社と協働し、有機廃棄物を原料とした堆肥製造の事業 …続きを読む
三菱アクア・ソリューションズ等共同PJ、濃縮バイオ液肥施設で約20倍の肥料成分濃縮に成功。プロセスの事業化へ(2023.6)
三菱ケミカルグループは、三菱ケミカルアクア・ソリューションズ㈱(MCAS)が、公益財団法人福岡県リサイクル総合研究事業化センター(リ総研)の支援を受けて、九州大学、福岡県築上町などとの共同研究プロジェクトを完了し、濃縮 …続きを読む
荏原製作所、東大発のセルファイバ社との大容量細胞カプセル化装置の共同研究開発を開始(2023.6)
荏原製作所は、東京大学発の細胞量産技術開発スタートアップの㈱セルファイバと、大容量細胞カプセル化装置に関する共同研究開発を開始した。 セルファイバ社は、ひも状の細胞塊を形成する技術・特殊な細胞カプセル化技術「細胞フ …続きを読む
独・BASF、北米に生分解性とマイクロプラスチックの研究センターを開設(2023.6)
BASF(ドイツ)は、北米の顧客の事業の資源循環性と持続可能性を支援するため、ミシガン州ワイアンドットの自社敷地内にBiodegradation and Microplastics Center of Excellen …続きを読む
Green Carbon社発足の「稲作コンソーシアム」3社新たに加盟。NTTコム、ウォーターセル、ジャスミー(2023.6)
Green Carbon㈱は、2023年3月にJ-クレジット運営委員会において水田由来のカーボンクレジット創出に関する方法論が採用されたことを受け、クレジットの創出及びカーボンニュートラルの推進を目的に「稲作コンソーシ …続きを読む
荏原製作所、培養肉製造に向け日本大学との共同研究を開始(2023.6)
㈱荏原製作所は、脱分化脂肪細胞(dedifferentiated fat cells:DFAT)の開発者 日本大学 生物資源科学部 加野浩一郎教授と、培養肉製造を目的とした共同研究を開始したと発表した。 近年、細胞培 …続きを読む
大王製紙、東北大、東大、産総研4者、CNF半導体材料の開発着手。新用途・バイオ半導体を目指す(2023.6)
大王製紙㈱は、セルロースナノファイバー(CNF )の新たな用途開発として、東北大学、東京大学、産業技術総合研究所(産総研)と共同で半導体材料開発を開始すると発表した。なお、本開発テーマは、このたび国立研究開発法人新エ …続きを読む
三菱ケミカルG、麹菌由来の代替肉提供の米・スタートアップ Prime Rootsに出資(2023.6)
三菱ケミカルグループは、コーポレートベンチャーキャピタル子会社のDiamond Edge Ventures, Inc.(米国カリフォルニア州)を通して、麹菌由来の代替タンパク質食品(代替肉)を提供するスタートアップの …続きを読む
米・LanzaJetとLanzaTech、ニュージーランド国内SAF生産の研究パートナーに。政府、ニュージーランド航空とATJ技術をベースに(2023.6)
持続可能な燃料技術で燃料の生産を行う LanzaJetと、廃棄物から革新的な炭素回収・利用 (CCU)企業であるLanzaTech Global, Inc.は、ニュージーランド航空とニュージーランドビジネス・イノベーシ …続きを読む
ダイセル、京大の「木材をまるごと常温で溶解」共同研究、市川賞受賞。日本木材産業発展に寄与 (2023.6)
㈱ダイセルと京都大学の共同研究チームは、公益社団法人日本木材加工技術協会が授与する「市川賞」を受賞し、6月2日に第22回授与式が行われた。本賞は、日本の木材産業の発展に寄与する新しい研究・技術開発の業績として認められた …続きを読む
理研と沖縄科技大研究G、ストレス適応する植物において動く遺伝子の作用を確認(2023.6)
沖縄科学技術大学院大学と理化学研究所環境資源科学研究センターの研究チームが、RNAダイレクトシークエンシングという直接RNA分子を検出する技術を用いてシロイヌナズナを解析したところ、通常の遺伝子とトランスポゾンが組み合 …続きを読む
京大研究G、雑草が獲得した最強の除草剤抵抗性メカニズムの解明~解毒酵素の一斉活性化(2023.6)
京都大学農学部の研究グループは、米国で見つかった多剤抵抗性を示す強害雑草タイヌビエを解析し、多剤抵抗性は除草剤を解毒する複数の酵素遺伝子の一斉活性化によることを明らかにした。近年日本で見つかった多剤抵抗性タイヌビエも類 …続きを読む