研究情報

ダイセル、京大の「木材をまるごと常温で溶解」共同研究、市川賞受賞。日本木材産業発展に寄与 (2023.6)

 ㈱ダイセルと京都大学の共同研究チームは、公益社団法人日本木材加工技術協会が授与する「市川賞」を受賞し、6月2日に第22回授与式が行われた。本賞は、日本の木材産業の発展に寄与する新しい研究・技術開発の業績として認められたものを対象に毎年1回2件以内に授与されるもので、今年は「木材の超穏和溶解を利用した合成ポリマー・接着剤フリーな木質圧縮成形物及び表面コート木材の創成」の1件が受賞した。
 京都大学の渡辺隆司教授が推進する「バイオマスの超穏和溶解による高度利用」の研究においては、木材や農産廃棄物を室温から風呂温度程度の超穏和な条件で、有機酸などに可溶化し、紙とプラスチックの性質を合わせもつバイオマスフィルムや、その他のバイオマス成形体を創成するとともに、バイオマスが溶解した液体からセルロースやリグニンを常温で分離・利用する方法などを研究している。その技術を応用し、今年度は京都大学とダイセル、さらに木製家具メーカーのカリモク家具と共同で、バイオマスフィルムによる表面コートの実用化に向けた研究開発を進めている。

(木を溶かしてつくったバイオマスフィルムと表面コート木材)

詳しくは、→https://www.daicel.com/news/2023/20230615_843.html

 

 

2023-06-17 | Posted in 研究情報 |