研究情報

出光興産、海洋紅色光合成細菌の大量培養技術確立へベンチプラントを西部石油敷地内新設。来年2月に実証運転開始予定(2025.12)

 出光興産㈱は、100%子会社の西部石油㈱(山口県山陽小野田市)の敷地内に、海洋性紅色光合成細菌(→光合成を行うことで海中の二酸化炭素(CO2)と窒素(N2)を取り込み体内に固定し、有機化合物などの有用物質を貯留すること …続きを読む

2025-12-10 | Posted in 研究情報 |  

 

ENEOSと道総研、大規模ブルーカーボン創出に向け調査と養殖試験を北海道周辺海域で開始(2025.11)

 地方独立行政法人北海道立総合研究機構(道総研)とENEOS㈱は、大規模ブルーカーボン創出に向けた検証を目的とし、北海道周辺海域にて海藻類を対象とした調査および養殖試験を開始したと発表した。  両者は、CO2吸収源として …続きを読む

2025-11-29 | Posted in 研究情報 |  

 

ENEOSリニューアブル・エナジー、セルロース活用した藻場造成の実証、千葉県で有効性確認(2025.11)

 ENEOSリニューアブル・エナジー㈱(ERE)は、2023年からセルロース等のポリマー溶液を活用した藻場造成手法の実証を千葉県にて実施し、今般、アラメの遊走子を混合したセルロースポリマー溶液を海中に散布することによる藻 …続きを読む

2025-11-23 | Posted in 研究情報 |  

 

独・バイロイト大の研究G、グリーン水素生成へ光触媒利用の新たな手法を開発(2025.11)

 ドイツのバイロイト大学が率いる国際研究チームは、追加の試薬を使用せずに海水から直接グリーン水素を製造する革新的な方法を開発した。研究者たちは、この画期的な研究成果を権威ある米国化学会誌(Journal of the A …続きを読む

2025-11-20 | Posted in 研究情報 |  

 

花王、植物原料由来の高機能パラフィンオイル開発に成功。潤滑油やデータセンター冷却液等へ応用可能(2025.11)

 花王㈱テクノケミカル研究所は、さまざまな機能性を備えたパラフィンオイルを植物原料から開発することに成功した。今回の成果は、石化由来が主流であったパラフィンオイルの原料に植物を利用するという、新たな選択肢を示すものである …続きを読む

2025-11-19 | Posted in 研究情報 |  

 

スーパーワームと水 ing、下水汚泥を食べた昆虫をエネルギーへ。共同研究開始(2025.10)

 ㈱スーパーワーム(宮崎県西都市)は、水 ing㈱と共同で、下水処理場で発生する汚泥を昆虫によって減容・資源化する新技術の共同研究を2025年10月1日より開始したと発表した。  本研究では、スーパーワームやミルワームと …続きを読む

2025-10-30 | Posted in 研究情報 |  

 

植物性代替卵開発のUMAMI UNITED、シリーズAで3.1億円の資金調達を実施。(2025.10)

 2025年10月27日、UMAMI UNITED㈱(東京都渋谷区)は、プレシリーズA追加調達で総額3.1億円を実施したと発表した。研究開発・海外連携強化を進め、世界の食を支える植物性代替卵の実現を目指す。  同社は「O …続きを読む

2025-10-28 | Posted in 研究情報 |  

 

日揮、CO2バッテリー技術を有する伊・ENERGY DOME社と日本における協業検討のMOU締結(2025.10)

 日揮ホールディングス㈱は、国内EPC事業会社である日揮㈱が、CO2バッテリー技術を有するイタリアのENERGY DOME S.p.A.(’エナジードーム)と、10月1日付で日本市場での協業検討を目的とした覚書(MOU) …続きを読む

2025-10-26 | Posted in 研究情報 |  

 

独・フラウンホーファーFEP等研究G、微細藻類クラミドモナス使い、CO2をグリコール酸変換(2025.10)

 ドイツ・ザクセン州の研究者グループは、農地や化石原料を必要としないバイオテクノロジー細胞工場の開発に取り組んでいる。ケムニッツ工科大学、ライプツィヒ大学、フラウンホーファーFEPは、微細藻類を用いてCO2と太陽光から重 …続きを読む

2025-10-22 | Posted in 研究情報 |  

 

独・Evonik Oxeno等の研究G、CO2を原料に新触媒プロセスで従来のエステル生産を代替(2025.10)

 ドイツのライプニッツ触媒研究所(LIKAT)、ルール大学ボーフム、Evonikグループ・Evonik Oxenoの研究者らは、気候ガスであるCO2を化学産業の原料として利用することを可能にする画期的な触媒システムを開発 …続きを読む

2025-10-21 | Posted in 研究情報 |  

 

京大発・ガス分離技術開発のOOYOO社、TOPPANホールディングスとCO2分離膜量産化と実証実験を共同推進(2025.10)

 京大発・ガス分離技術開発の㈱OOYOO社は、TOPPANホールディングス㈱と共同で、CO2分離膜事業に関する発表を行った。  両社は、CO2の分離回収と再利用を実現する高性能CO2分離膜の量産化技術を共同で開発している …続きを読む

2025-10-19 | Posted in 研究情報 |  

 

アルガルバイオとデザインスタジオ・we+、微細藻類新素材「SO-Colored」の事業化へ提携(2025.10)

 微細藻類由来のプロダクトやソリューション開発の㈱アルガルバイオ(千葉県柏市)は、デザインスタジオwe+と、微細藻類の多様な色とデザインを融合したプロジェクト「SO-Colored」の事業化に向けた戦略的提携に関する覚書 …続きを読む

2025-10-16 | Posted in 研究情報 |  

 

京大・北川進 理事・副学長、高等研究院特別教授がノーベル化学賞を受賞、記者会見を開催(2025.10)

 2025年10月8日18時45分(日本時間)にノーベル化学賞受賞が発表された北川進 理事・副学長、高等研究院特別教授が、記者会見を行った。 <北川理事・副学長、高等研究院特別教授のコメント> かくもここに集まってもらい …続きを読む

2025-10-12 | Posted in 研究情報 |  

 

芝浦工大等研究G、微生物を利用し廃太陽光パネルからレアメタル・セレン回収に成功。世界初(2025.10)

 芝浦工業大学と㈱ケー・エフ・シー(東京都港区)の研究チームは、廃太陽光パネルからセレンを含むレアメタルを溶解し、セレン酸還元微生物Stutzerimonas stutzeri NT-Iを用いて世界で初めてセレンの浄化回 …続きを読む

2025-10-10 | Posted in 研究情報 |  

 

産総研、機能性タンパク質を大量生産する植物開発。RNAサイレンシング機構を抑制し正常な形態形成維持(2025.10)

 国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)バイオものづくり研究センターは、RNAサイレンシング機構を抑制することで機能性タンパク質を生産する高い能力を持ちながら、正常に成長して種子も作ることができる植物体を作出した …続きを読む

2025-10-02 | Posted in 研究情報 |  

 

出光興産、海洋アルカリ化を活用したCO2除去(CDR)に注力の米・スタートアップVycarb社に出資(2025.9)

 出光興産㈱は、9月中旬に海洋アルカリ化(Ocean Alkalinity Enhancement:OAE)を用いて、大気中のCO2除去(Carbon Dioxide Removal:CDR)に取り組む米国のスタートアッ …続きを読む

2025-09-26 | Posted in 研究情報 |  

 

韓・中央大学等の研究G、海水から持続可能な水素生産のための塩化物耐性Ruナノ触媒を開発(2025.9)

 2025年9月18日、クリーンエネルギーへの世界的な需要の高まりと気候変動への懸念により、持続可能な代替エネルギー源の模索が加速している。水素は、高いエネルギー密度とCO2排出量ゼロという特長から、有望な解決策として浮 …続きを読む

2025-09-25 | Posted in 研究情報 |  

 

東大発・CO2資源化研究所、コリネ菌ATCC13032株による革新的プラットフォーマー事業開始(2025.9)

 ㈱CO2資源化研究所は、主力事業である水素菌を活用したCO₂資源化に加え、コリネ菌ATCC13032株を用いた革新的なプラットフォーマー(受託研究)事業を開始すると発表した。  同社代表の湯川英明氏は、コリネ菌R株を用 …続きを読む

2025-09-18 | Posted in 研究情報 |  

 

大日本印刷と九大発スタートアップ・JCCL社 CO2分離回収事業で協業を開始(2025.9)

 大日本印刷㈱(DNP)と、九州大学発のスタートアップで低コストかつ高効率なCO2分離回収技術の開発・実用化を進める㈱JCCL(福岡市西区)は、CO2分離回収技術を活用した事業開発やDNPグループのGHG排出量の削減に関 …続きを読む

2025-09-13 | Posted in 研究情報 |  

 

産総研、つくばセンター内「バイオものづくり研究棟」開所式を開催(2025.8)

 国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)は、2025年8月5日、つくばセンター内(茨城県つくば市)に整備した「バイオものづくり研究棟」の開所式を開催した。  本研究棟は、バイオエコノミー分野における我が国の国際競 …続きを読む

2025-08-07 | Posted in 研究情報 |  

 

昆虫由来バイオ燃料のスーパーワーム社、プレシリーズAで累計4.1億円の資金調達を実施(2025.8)

 ㈱スーパーワーム(宮崎県西都市)は、この度プレシリーズAラウンドにおいて総額2.8億円の資金調達を実施し、累計調達額は4.1億円となった。  同社は、昆虫資源を活用したバイオ燃料原料油の製造に特化した2023年5月設立 …続きを読む

2025-08-06 | Posted in 研究情報 |  

 

東京科学大の研究G、酸フッ化物光触媒による水素生成・CO2還元の効率を大幅に向上。(2025.7)

 東京科学大学(Science Tokyo) 理学院 化学系の研究チームは、特殊な無機材料である酸フッ化物をナノ粒子として合成する手法を確立し、これを光触媒として用いることによって、可視光のエネルギーで水から水素を生成す …続きを読む

2025-07-31 | Posted in 研究情報 |  

 

アルガルバイオと日本生物科学研究所、アスタキサンチン高含有の藻類製造が商業スケールへ(2025.7)

 微細藻類由来のプロダクトやソリューション開発の㈱アルガルバイオ(千葉県柏市)は、㈱日本生物科学研究所(大阪府大阪市)と進めてきた微細藻類ヘマトコッカス由来のアスタキサンチン原料の共同開発プロジェクトが、商用化フェーズに …続きを読む

2025-07-15 | Posted in 研究情報 |  

 

産総研・東大等6者、植物を用いた有用タンパク質生産の研究開発拠点を横浜国大内に設置(2025.7)

 NEDOの「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」において、国立大学法人横浜国立大学は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)、鹿島建設㈱、デンカ㈱、国立大学法人東京大学大学院農学生命科学 …続きを読む

2025-07-10 | Posted in 研究情報 |