研究情報
AGC、空気中のCO2回収効率を大幅に向上の化学吸収液を開発。大阪・関西万博で実証実験(2025.4)
AGC㈱は、空気中のCO2を直接回収する技術であるDAC(Direct Air Capture)において、CO2を効率的に回収する化学吸収液を開発したと発表した。DACは、2050年カーボンニュートラルの実現に不可欠な …続きを読む
日本微細藻類技術協会(IMAT)、微細藻類産業の評価体制を強化。新評価施設の開所式を開催(2025.4)
一般社団法人日本微細藻類技術協会(IMAT)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「微細藻類技術開発/微細藻類研究拠点における基盤技術開発」において、藻類産業支援施設を増築した。 …続きを読む
大陽日酸、横浜バイオ産業センター内にSI事業部開発拠点を新設。機能性タンパク質生産技術開発を推進(2025.3)
日本酸素ホールディングスグループの日本産業ガス事業会社である大陽日酸㈱は、無細胞タンパク質合成技術の応用研究開発を推進するため、公益財団法人 木原記念横浜生命科学振興財団の管理する木原横浜バイオ産業センター内に、SI事 …続きを読む
コスモエネルギーHDと静大、海水の電気分解で低コストのグリーン水素製造の共同検討開始(2025.3)
コスモエネルギーホールディングス㈱と国立大学法人静岡大学は、海水の電気分解による経済性の高いグリーン水素製造に向けた共同検討に関する契約を2025年1月6日に締結したと発表した。 グリーン水素は、回収したCO2を有価 …続きを読む
クレアトゥラ、シリーズAファイナルクローズで2億円の資金調達。累計5.5億円に(2025.3)
カーボン・クレジットの開発・提供、及び、再生可能エネルギーの導入支援を通じて、企業の温室効果ガス排出削減を支援するクレアトゥラ㈱(東京都港区)は、シリーズAファイナルクローズにおいて2億の資金調達を実施。NVCC9号投 …続きを読む
島津製作所、「バイオものづくり神戸事業所」を開所。有用微生物の開発期間を1/10に短縮へ(2025.3)
㈱島津製作所は、3月18日に「島津製作所 バイオものづくり神戸事業所」を神戸医療産業都市(神戸市中央区)に開所したと発表した。 同事業所では、二酸化炭素(CO2)からバイオプラスチックを生産できる有用微生物を、迅速に …続きを読む
産総研と清水建設、高性能かつ低コストな水素吸蔵合金タンクを開発。高速水素吸蔵が可能に(2025.3)
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)と清水建設㈱は共同でこのほど、高性能かつ低コストな水素吸蔵合金タンクを開発したと発表した。 水素はクリーンで持続可能なエネルギーとして期待されている。水素吸蔵合金を使った …続きを読む
京大と住友金属鉱山の研究G、従来比約30倍の変換効率示すCO2還元光触媒を開発(2025.3)
国立大学法人京都大学と住友金属鉱山㈱は、両者が2022年6月1日付で京都大学大学院工学研究科に開設した住友金属鉱山二酸化炭素有効利用産学共同講座において、CO2を従来比約30倍の変換効率で一酸化炭素(CO)へ還元する紫 …続きを読む
グリーン水素製造注力の英・Supercritical、シェルベンチャーズとトヨタベンチャーズ主導で1,400万ポンドの投資獲得。(2025.3)
グリーン水素製造技術のリーディングイノベーターであるSupercritical Solutions Ltd(Supercritical)は、2025年3月11日、Shell Ventures BVとToyota Ven …続きを読む
東大・水研機構の研究G、海表面のプラごみ量の時系列変動を明らかに~海の許容量を超えたマイクロプラ(2025.3)
東京大学、水産研究・教育機構の研究グループは、海表面を漂うプラスチックごみの量について、戦後から現在に至る71年間の世界最長の時系列変動を明らかにした。 海面に浮遊するプラスチックごみ量の長期動向は、プラスチック汚染 …続きを読む
温泉に生息の微細藻類に注力のガルデリア、荒川化学工業と新日本電工から4億円資金調達、業務提携(2025.3)
㈱ガルデリア(東京都中央区)は、荒川化学工業㈱および新日本電工㈱から、J-KISS(新株予約権型投資契約)を活用して総額4億円の資金調達を完了し、業務提携を推進することに合意したと発表した。 同社は、温泉に生息する微 …続きを読む
名大・信州大の研究G、太陽光と水を使い医薬品材料とグリーン水素生成に成功。人工光合成で新たな有機物生産法開発(2025.2)
名古屋大学と信州大学の研究グループは、太陽光と水を活用して、医薬品の材料を含む有用な有機化合物と次世代の再生可能エネルギーとして注目されるグリーン水素の人工光合成に世界で初めて成功したと発表した。 人工光合成とは、自 …続きを読む
慶大研究G、カネカ製生分解性プラスチックを数日で完全分解する微生物を発見(2025.2)
慶應義塾大学の研究グループは、㈱カネカが工業生産している生分解性プラスチック(Green Planet:GP)をわずか数日で完全分解する微生物の取得に成功したと発表した。 GPは、他の生分解性プラスチックと比較して高 …続きを読む
京大・京都工繊大の研究G、植物の主成分リグニンに結合する合成ポリマーを開発。植物バイオマスの分解や分離への応用へ(2025.2)
京都大学、京都工芸繊維大学の研究グループは、木材から分離した天然のリグニンに結合する合成ポリマーを開発したと発表した。リグニンに結合する合成ポリマーを探索するにあたり、短時間(96 サンプルを 6 秒)で簡単に試験が可 …続きを読む
阪大・川崎重工・三井化学の研究G、CO2原料にメタノール・パラキシレン合成実証に成功。NEDO実証事業で(2025.2)
大阪大学、川崎重工業㈱、三井化学㈱は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2有効利用拠点における技術開発/研究拠点におけるCO2有効利用技 …続きを読む
高知大・足立教授と萩野特任講師、2025年の米国科学振興協会ニューカム・クリーブランド賞受賞。海産微細藻類の研究論文で(2025.2)
高知大学の自然科学系農学部門の足立真佐雄教授と海洋コア国際研究所の萩野恭子特任講師が、2025年の米国科学振興協会ニューカム・クリーブランド賞(AAAS Newcomb Cleveland Prize)を受賞した。授賞 …続きを読む
三菱電機と東京科学大、ケミカルループ方式によるCO2還元技術を開発。高効率なCO2還元を実証し、CCUシステム構築目指す。(2025.2)
三菱電機㈱は、国立大学法人東京科学大学(Science Tokyo)と共同で、二酸化炭素(CO2)を還元して資源として活用可能な一酸化炭素(CO)を生成する、ケミカルループ方式 CO2還元技術の実証試験を2月19日に開 …続きを読む
アルヌール、カギケノリの海洋養殖目指し、陸上育苗開始。山川町漁協・神戸大等と協力(2025.2)
㈱アルヌールは、鹿児島県の漁業協同組合である山川町漁業協同組合、神戸大学の川井浩史特命教授、新たに鹿児島県水産技術開発センターの協力のもと、鹿児島県にて海洋養殖用種糸の陸上育苗を開始したと発表した。 カギケノリは飼料 …続きを読む
アルヌール、100%人工海水でカギケノリの培養に成功。海から離れた場所でも培養可能に(2025.2)
パス㈱の連結子会社である㈱アルヌール(東京都渋谷区)は、カギケノリの人工海水を用いた樹脂バッグでの培養に成功したと発表した。 カギケノリは牛のゲップ由来メタン発生を抑制する効果があるとして注目を集めている海藻。しかしな …続きを読む
東大研究G、非貴金属固体触媒で芳香族化合物と水素の同時合成を実現。酸化剤や添加剤不要(2025.2)
東京大学の研究グループは、世界で初めて非貴金属固体触媒のみを用いて、シクロヘキサノン等の脂肪族化合物から有用な芳香族化合物とエネルギー源となる水素の同時合成に成功したと発表した。 本研究では、これまでのニッケル錯体触 …続きを読む
韓国標準科学研究院(KRISS)、グリーン水素の生産効率を大幅に高める非金属触媒を開発。陰イオン交換膜(AEM)水電解用 (2025.2)
韓国標準科学研究院(KRISS:Korea Research Institute of Standards and Science)は、コストを削減しながらグリーン水素生産の効率を大幅に高める新素材、陰イオン交換膜(A …続きを読む
仏・Arkemaと京大発・ガス分離技術開発のOOYOO社、炭素回収用ガス分離膜開発で提携。(2025.2)
CO2分離・回収技術は、GHGの排出を削減に直結するものであり、昨今大きな注目を集めている。CO2は分離・精製されると、下流で炭酸塩、肥料、ドライアイス、燃料などのさまざまな工業用化学物質に加工できる。したがって、ガス …続きを読む
京大・京大iCAP、大学発スタートアップ企業支援のカンファレンスをシンガポールにて開催(2025.1)
京都大学と京都大学イノベーションキャピタル㈱(京都iCAP)は、2025年1月21日~22日に、シンガポールにて大学発スタートアップ企業の成長や研究成果の実用化を加速するためのカンファレンス「InnoVision fr …続きを読む
東北大・九大等研究G、木材由来バイオマスから優れた特性のポリマー合成成功。(2025.1)
東北大学の研究グループは、九州大学、星光PMC㈱らと共同で、木材や廃紙から製造可能なバイオマス化合物「レボグルコセノン(LGO)」をモノマーの一つとして用いる、分子鎖が精密に配列された新しいバイオベースポリマーの合成に …続きを読む