研究情報
カナデビアと産総研G、CO2から直接、LPGの合成に成功。LPG合成用触媒及びプロセス開発(2025.1)
カナデビア㈱と産総研グループ(国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)および㈱AIST Solutions)は、新たに開発した専用触媒および合成プロセス・装置を用いて、CO2から直接液化石油ガス(Liquefied …続きを読む
東邦ガス、地産地消型グリーン水素の製造・販売の英国スタートアップ・Protium社へ出資(2025.1)
東邦ガス㈱は、英国で地産地消型グリーン水素の製造・販売を手掛けるスタートアップ企業 Protium Green Solutions Limited(Protium社)に出資した。 Protium社は、主に業務用顧客に …続きを読む
京大、総合研究推進本部を設置。戦略的な研究推進を担う新たな枠組みへ(2025.1)
京都大学は、総合研究推進本部を設置し、総合研究推進本部長に北川 進(きたがわ すすむ) 理事(無機化学、配位空間の化学)を指名したと発表した。任期は令和7年1月1日から1年9ヶ月。 <以下、北川総合研究推進本部長のこと …続きを読む
AGC、カナダのスタートアップ・CERT社とCO2原料のエチレンの製造検討へ。CCU研究推進(2024.12)
AGC㈱は、カナダの気候変動関連スタートアップ企業であるCERT systems(サート システムズ) Inc. と、電気分解技術を用いた、CO2を原料としたエチレンの製造検討に関する、共同研究契約を締結した。本共同研 …続きを読む
高知大等研究Gの成果、米Science誌の「2024年の科学10大ニュース」に選定。海産微細藻類の窒素固定型シアノバクテリアの取り込み(2024.12)
高知大学の自然科学系農学部門の足立真佐雄教授と海洋コア国際研究所の萩野恭子特任講師は、円石藻Braarudosphaera bigelowiiの安定培養に世界で初めて成功した。得られた培養株について、カリフォルニア大学 …続きを読む
米・PNNLとブリヂストン、持続可能なタイヤ実現へ連携。エタノールからブタジエンへ変換プロセス開発中(2025.1)
米国エネルギー省(DOE)のパシフィック・ノースウェスト国立研究所(Pacific Northwest National Laboratory:PNNL)は、大手タイヤメーカーのブリヂストンと提携し、エタノールを合成ゴ …続きを読む
東理大研究G、全国の水系で回収されるプラごみ年間約1000トン 。全国規模で定量的に初評価(2024.12)
東京理科大学の研究グループは、日本全国の市民、行政による河川清掃活動のごみ回収量データを整理し、年間およそ1000トンのプラスチックごみが回収されていることを明らかにした。これは、日本全国のプラスチックごみ回収量を定量 …続きを読む
東北大・東理大等研究G、電流の44%をCO2からメタノール生成に利用できる高効率触媒開発(2024.12)
脱炭素社会実現に向けて、CO2を有用な有機化合物に変換できるCO2還元触媒の開発は非常に重要である。この反応により得られる有機化合物の中でも、メタノールはその需要や付加価値の高さから特に注目されている。 東北大学多元 …続きを読む
大阪公立大研究G、廃棄物からの再生液肥リン含有量を大幅向上。循環型次世代農業に向けて(2024.12)
植物の生育に必要なリンや窒素の多くは、化学肥料でまかなわれている。しかし、過剰使用などの影響で地球上のリンや窒素の量が増加しており、さまざまな環境問題を引き起こしている。そのため、リンや窒素を循環させて持続可能な農業を …続きを読む
名大発・TOWING・Yazaki North America・長瀬産業、高機能バイオ炭使い、メキシコで土壌改良実証開始(2024.12)
名古屋大学発スタートアップ・高機能バイオ炭開発の㈱TOWINGは、Yazaki North America, Inc.(米国ミシガン州)、長瀬産業㈱と共同で、TOWINGが開発する高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を活 …続きを読む
富士通の新規事業創出プログラムから初の出向起業スタートアップ・ブルーカーボン事業の”BLUABLE”誕生(2024.12)
富士通㈱は、新規事業創出プログラム「Fujitsu Innovation Circuit」(FIC)を通じて創出した事業としては初めて、㈱BLUABLE)をスピンアウトした。BLUABLEは2024年10月に出向起業ス …続きを読む
キリン・阪大等研究G、PETを高効率分解するケミカルリサイクル技術開発。新酵素開発成功(2024.11)
キリンホールディングス㈱のキリン中央研究所、国立大学法人静岡大学農学部、大学共同利用機関法人 自然科学研究機構分子科学研究所(NINS)および国立大学法人大阪大学蛋白質研究所は共同で、ケミカルリサイクル技術の一つである …続きを読む
理研・東大研究G、強靭ながら海水中で原料まで分解される超分子プラスチックの開発に成功(2024.11)
理化学研究所と東京大学の国際共同研究チームは、強靭でありながら海水中などで容易に原料にまで解離し、生化学的に代謝される「超分子プラスチック」の開発に成功したと発表した。 本研究成果は、プラスチックの代替材料として、固 …続きを読む
ちとせG、微細藻類から100%バイオPET樹脂生産へ。新プロジェクト「PET-MATSURI」発足(2024.11)
ちとせグループは、微細藻類を原料に100%バイオPET樹脂の生産を目指す新プロジェクト「PET-MATSURI」(藻類産業を構築するプロジェクト「MATSURI」〈MicroAlgae Towards SUstaina …続きを読む
東北大研究G、地球温暖化が海洋プランクトンに及ぼす深刻な影響を調査、判明。(2024.11)
地球温暖化により、私達に身近な動植物の生息域の変化が、既に世界中で多く報告されている。東北大学の国際研究チームは、過去100年間の世界中の海洋プランクトンのデータベースを解析し、その個体数が過去80年だけで約24%(2 …続きを読む
名大発・TOWING、JICAによる追加支援受け、ブラジルでの高機能バイオ炭事業の展開を加速(2024.11)
名古屋大学発スタートアップ・高機能バイオ炭開発の㈱TOWINGは、独立行政法人国際協力機構(JICA)、米州開発銀行(Inter-American Development Bank:IDB)グループのイノベーション・ラ …続きを読む
横浜ゴム、未利用資源の天然ゴム種子の有効利用で環境問題解決目指す国際共同研究に参画(2024.11)
横浜ゴム㈱は2024年9月、天然ゴム種子の有効利用により環境問題解決を目指す国際共同研究「未利用天然ゴムの種の持続的カスケード利用による地球温暖化およびプラスチック問題緩和策に関する研究」に連携機関として正式に参画した …続きを読む
DOWAエコシステム、民間初となるバイオコークスの開発・製造・評価の一貫体制を構築(2024.11)
DOWAホールディングス㈱の子会社のDOWAエコシステム㈱は、同社環境技術研究所(秋田県大館市)において、化石燃料の代替として期待されているバイオマス固形燃料の一つであるバイオコークスの製造装置および燃料評価装置を導入 …続きを読む
雪印メグミルク、イノベーション創出へ、神戸大発バッカス・バイオイノベーションに出資(2024.11)
雪印メグミルク㈱は、国立大学法人神戸大学発のスタートアップ企業で、先端バイオテクノロジーを有する㈱バッカス・バイオイノベーション(兵庫県神戸市)に出資した。 バッカス社は、「デジタル×バイオ」 時代に新たな産業の創造 …続きを読む
東大、理研等研究G、光合成活性持つ葉緑体を動物細胞へ移植成功。光合成行う動物細胞作製の可能性(2024.10)
東京大学、理化学研究所、東京理科大学、早稲田大学の共同研究グループは、藻類の葉緑体をハムスターの動物培養細胞に移植し、動物培養細胞内で光合成反応を検出することに成功したと発表した。 今回、開発した葉緑体移植法を用いて …続きを読む
京大発エネルギースタートアップ・ライノフラックス、初回資金調達2.8億円。(2024.10)
ライノフラックス㈱(京都府京都市)は、京都大学イノベーションキャピタル㈱、Beyond Next Ventures㈱、グローバル・ブレイン㈱が運営する㈱島津製作所のCVCファンドを引受先とした第三者割当増資により、シー …続きを読む
米・ベイラー大の研究G、バイオ燃料の燃焼技術で画期的クリーンかつ高効率成果を発表(2024.10)
雑誌「 Fuel」に掲載された新しい研究で、米国のベイラー大学の the Cornerstone Atomization and Combustion Lab (CAC)の研究者らは、革命的なSwirl Burst(S …続きを読む
JX石油開発、米国ワイオミング大・カーボンフロンティア機構とのCO2鉱物化の覚書締結(2024.10)
JX石油開発㈱は、このたび、米国ワイオミング大学および一般財団法人カーボンフロンティア機構 (JCOAL)とCO2鉱物化に関する包括的な覚書を10月14日に締結したと発表した。 同社は、大きく変化する世界情勢・事業環 …続きを読む
米・アルゴンヌ国立研究所、有機排水をSAFに変換する新技術で、ジェット機の炭素排出量を最大70%削減(2024.10)
2024年10月8日、米国のアルゴンヌ国立研究所は、新しい技術により、従来のジェット燃料に比べて炭素排出量を大幅に削減するSAFが誕生したと発表した。新しい研究は、航空業界のGHG排出量を最大 70% 削減できる、コス …続きを読む