研究情報
インテグリカルチャー、独自の培養技術で食品のみ利用の「食べられるアヒル肝臓由来細胞」培養に成功。(2023.3)
動物由来細胞から食品原料などを作る「細胞農業」の実用化を目指すインテグリカルチャー㈱(東京都文京区)は、フランスの高級食材「フォアグラ」として知られるアヒルの肝臓を形成する細胞を培養し、食品素材として利用することに成功 …続きを読む
理研、東大、東理大の研究G、植物の器官再生の遺伝子を制御する酵素を発見(2023.3)
東京大学、東京理科大学、理化学研究所らの共同研究グループは、植物が器官を再生させるときに、遺伝子の働きを制御するヒストン脱アセチル化酵素(Histone Deacetylase 19:HDA19)の同定に成功した。 …続きを読む
都立大研究G、炭素資源の新触媒反応技術を開発。バイオマス等から効率的に高機能化成品へ(2023.2)
東京都立大学の研究グループは、C-O結合を炭素―ケイ素結合(C-Si結合)に効率的に変換し、有機無機ハイブリッド材料や医薬品などの原料として有用な有機ケイ素化合物を効率よく合成できる新しい触媒反応の開発に成功したと発表 …続きを読む
東洋紡の中空糸型正浸透膜(FO膜)、デンマークSaltPower社が世界初実用化した浸透圧発電プラントに採用。(2023.2)
東洋紡㈱の中空糸型正浸透膜(Forward Osmosis:FO膜)が、デンマークのベンチャー企業SaltPower社(デンマーク・セナボー)が世界で初めて実用化に成功した浸透圧発電プラントに採用された。デンマークのマ …続きを読む
花王、京大と進める「使用済み紙おむつ炭素化リサイクルシステム」 実証実験の進捗報告(2023.2)
花王㈱は、京都大学と共に、2021年1月から、愛媛県西条市の協力のもと「使用済み紙おむつの炭素化リサイクルシステム」の確立に向けた実証実験を進めており、2023年までに炭素素材への変換技術の確立、2025年以降の社会実 …続きを読む
東工大、岡山大の研究G、光合成・葉緑体ATP合成酵素の酸化還元のしくみ解明。(2023.2)
東京工業大学と岡山大学の研究グループは、植物の光合成反応でATP合成を担っている葉緑体ATP合成酵素の機能制御スイッチ部分を遺伝子組み換えによって改変することで、酵素活性の制御のしくみを分子レベルで明らかにした。光合成 …続きを読む
基礎生物学研究所・東北大等研究G、南極の藻類が赤外線光合成する仕組み解明。(2023.2)
植物や藻類は一般的に、太陽光にふくまれる光の中でも可視光しか光合成に利用することができない。南極に繁殖するある藻類は赤外線を光合成に利用することができるが、その仕組みはわかっていなかった。基礎生物学研究所、東北大学等の …続きを読む
ネステ社、シンガポールにAPACイノベーションセンター開設。アジア展開を強化(2023.2)
ネステ社(フィンランド)は、イノベーションと研究開発を強化するために、シンガポールにAPACイノベーションセンターを設立した。アジアは同社にとって重要な市場分野であり、新センターは、アジア太平洋地域における同社の成長を …続きを読む
京都大等研究G、ダイズ根圏へイソフラボン供給量を増やす酵素発見。代謝物分泌メカニズム解明へ(2023.2)
京都大学等の研究グループは、ダイズの根に存在する酵素の働きが、ダイズ根圏へのイソフラボン類の分泌に関与していることを明らかにしたと発表した。イソフラボン類は、豆腐や味噌などのダイズ食品に含まれている、身近な植物が生産す …続きを読む
東工大発・合成生物学的ソリューションのLogomix、シード資金調達で5億円の資金調達実施 (2023.2)
東京工業大学発ベンチャー㈱Logomix(東京都中央区)は、シード資金調達において、海外・国内のベンチャーキャピタル・エンジェル投資家を引受先とした第三者割当増資により、総額5億円のシード資金調達を実施したと2月8日、 …続きを読む
日本ゼオン、生物学+化学による合成生物学で有用物質開発の米国Visolis社に投資(2023.2)
日本ゼオン㈱は、CVCを運営する子会社 Zeon Ventures Inc. (米国カリフォルニア州)を通じて、カーボンニュートラルに資する生産技術・製品を開発する米国スタートアップである Visolis, Inc.( …続きを読む
NTT西日本、NTTデータ、名古屋大等、衛星データ活用した森林のCO2吸収量把握とカーボンクレジット事業の技術実証開始 (2023.2)
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学、西日本電信電話㈱東海支店(NTT西日本)、㈱NTTデータとSpace BD㈱は、衛星画像データを活用した森林経営支援とカーボンクレジット発行事業のサービス化をめざす「森林経営健 …続きを読む
名古屋大等の研究G、植物の葉の光合成で炭素と窒素のバランス保つ仕組み解明(2023.2)
植物は光合成によって空気中のCO2を吸収し、糖をはじめとした炭水化物と酸素を産生する。産生された炭水化物は、細胞内で細胞の内側から外側に水素イオンを輸送する細胞膜プロトンポンプのスイッチをオンにすることが知られていたが …続きを読む
京都大等の研究G、ゲノム解読で稲の最重要病害いもち病の抵抗性を解明(2023.2)
京都大学等の研究グループは、遺伝学とゲノム解読を駆使して、稲の最重要病害いもち病の発生を抑えるイネ抵抗性遺伝子を新たに発見したと発表した。2種のイネを交雑して作った様々な遺伝子組成の子孫の集団と、2種のいもち病菌を交雑 …続きを読む
理研、植物油脂合成の仕組み~葉緑体と小胞体の酵素協働を明らかに。バイオディーゼル生産技術応用へ期待(2023.2)
理化学研究所環境資源科学研究センター 植物脂質研究チームは、植物の酵素2種が協調して油脂の合成と植物体の成長に重要な役割を果たすことを明らかにした。本研究成果は、代謝改変技術によりバイオディーゼルなどの有用な化合物を植 …続きを読む
植物肉のDAIZ、植物由来タンパク質の仏大手・Roquette社(ロケット社)と資本業務提携。 海外生産・供給へ(2023.1)
発芽大豆由来の植物肉を開発・製造するスタートアップであるDAIZ㈱(熊本県熊本市)は、 植物性由来原料の世界的リーディングカンパニーであるRoquette社(本社:フランス オー=ド=フランス地域:ロケット社)と資本業 …続きを読む
京都大学の研究グループ、食用微細藻類スピルリナの完全長ゲノム塩基配列の解読を発表。(2023.1)
京都大学の白石英秋 生命科学研究科准教授、西田晴香 同修士課程学生らの研究グループは、食用の藍藻類に属する微細藻類スピルリナの純系品種(NIES-39株)について、完全なゲノム塩基配列を解読したと発表した。スピルリナは …続きを読む
NTT東日本と徳島大学発グリラス、 食用コオロギのスマート飼育実証実験開始。NTTe-City Labo内にて(2023.1)
徳島大学発のベンチャー企業として、食用コオロギに関連する品種改良・生産・原料加工・商品開発・販売を一貫して国内で行う㈱グリラス(徳島県鳴門市)と、東日本電信電話㈱(東京都新宿区:NTT東日本)は、2023年1月より、I …続きを読む
DIC、グリーンサイエンス・マテリアル社の第三者割当増資を引受け、連結子会社化(20231)
DIC㈱(東京都中央区)は、グリーンサイエンス・マテリアル㈱(熊本県熊本市:GSM社)の第三者割当増資により発行する株式を1月13日に引き受け、持ち株比率を過半数以上に引き上げ、連結子会社化した。 GSM社は、日本固 …続きを読む
スイス・Climeworks、DAC+S(大気中CO2直接回収貯蔵)で、第三者機関認定炭素クレジットを米国マイクロソフト等に提供(2023.1)
大気中CO2回収技術を開発するスイスのスタートアップ企業のClimeworks(クライムワークス)は、アイスランドの大規模プラントで実行される CO2除去による炭素クレジットを、ノルウェーに本部を置く独立した認証機関の …続きを読む
理研と北里大学、ブルーカーボンの海草底泥の共生環境を予測~共生細菌群関係を見える化~(2023.1)
理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター及び生命医科学研究センター、北里大学 医療衛生学部の共同研究グループは、魚の陸上養殖施設の下流の海草(アマモ)の繁茂に関わる成長特性の評価指標を見いだすことに成功したと発表し …続きを読む
琉球大学発シンク・ネイチャー等、ブルーカーボン可視化AI開発コンペ開催推進。実効性ある脱炭素対策へ(2023.1)
琉球大学発のスタートアップ㈱シンク・ネイチャー(沖縄県那覇市)は、Ocean180プロジェクト、人工知能学会、千葉工業大学 人工知能・ソフトウェア技術研究センターと連携して、科学的に実効性のある脱炭素対策への貢献を目指 …続きを読む
東北大学、CNFで半導体特性発現を発見。高純度シリコンに代え木材使用の電子素子の可能性(2023.1)
東北大学未来科学技術共同研究センターと同大学大学院工学研究科附属先端材料強度科学研究センターの研究グループは共同で、CNF(セルロースナノファイバー)組織を制御したナノサイズのシート材に半導体特性が発現することを見出し …続きを読む
東北大学、グリーン未来創造機構にグリーンクロステック研究センター設置。グリーン分野の新たな産学共創の場へ (2022.12)
国立大学法人東北大学は、国立大学最大級のサイエンスパーク整備に向けたグリーン分野における新たな産学共創の場の形成を目的として、東北大学グリーン未来創造機構にグリーンクロステック研究センターを2023年1月1日に設置する …続きを読む