研究情報
NEDO、高機能バイオ炭や藻場回復等の食料・農林水産業CO2等削減・吸収技術開発に着手。グリーンイノベーション基金事業として (2022.12)
NEDOはグリーンイノベーション基金事業の一環として、「2050年カーボンニュートラル」の実現を目指し、食料・農林水産分野におけるCO2などの吸収源対策を一層強化するため、「食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開 …続きを読む
マイクロプラが含む添加剤が食物連鎖で魚類組織へ移行。北大、東京農工大研究グループ実証(2022.12)
北海道大学、同大学北方生物圏フィールド科学センター、東京農工大学を中心とした研究グループは、魚類がマイクロプラスチックの摂取を通じて、プラスチック製品に含まれる添加剤を筋肉や肝臓などの体組織に取り込み蓄積することを、世 …続きを読む
米国Compact Membrane Systemsとブラスケム、燃焼後の煙道ガスのCO2回収共同開発契約(2022.12)
低濃度CO2分離回収技術のパイオニアである米国のCompact Membrane Systems, Inc. (CMS)( デラウェア州ウィルミントン)とバイオ製品生産に注力するブラジルのブラスケム(Braskem)は …続きを読む
立命館大、バイオ炭社会実装拠点「立命館大学日本バイオ炭研究センター」開設(2022.12)
立命館大学は、脱炭素社会の実現に向けたバイオ炭を活用した地球温暖化防止を目指した社会実装拠点「立命館大学日本バイオ炭研究センター」を、2022年11月17日に開設した。 カーボンニュートラル実現に向けて、空気中のCO …続きを読む
ブラスケム、米国マサチューセッツ州レキシントンにイノベーション研究センター開設発表(2022.12)
バイオ製品生産に注力するブラジルのブラスケム(Braskem)は、米国マサチューセッツ州のレキシントンに新たな再生可能イノベーション研究センターを開設すると発表した。再生可能、持続可能なマテリアル、素材の開発の加速に注 …続きを読む
理研、サントリー生命科学財団等、植物根の鉄分吸収の機構解明~アルカリ不良土壌改善へ(2022.12)
理化学研究所(理研)、公益財団法人サントリー生命科学財団、徳島大学、東京大学、京都大学らの共同研究グループは、イネ科植物が土壌中のムギネ酸鉄を吸収する機構を解明したと発表した。本研究成果は、全陸地の約3分の1を占めるア …続きを読む
サナテックシード、機能性成分GABA高蓄積トマトが、機能性表示食品として消費者庁認可。ゲノム編集技術により(2022.12)
筑波大学発スターアップのサナテックシード㈱(東京都港区)は、ゲノム編集技術により、機能性関与成分であるGABAを高蓄積させることに成功したトマト「シシリアンルージュハイギャバ」が、11月30日に機能性表示食品として、関 …続きを読む
NEDO事業の成果が人工光合成の国際的なコンペティションで1位を獲得(2022.12)
NEDOの「CO2原料化基幹化学品製造プロセス技術開発」事業の成果を利用し、人工光合成化学プロセス技術研究組合(ARPChem)の支援の下、東京大学と㈱INPEXは、人工光合成の国際的なコンペティション「Fuel fr …続きを読む
NEDOと産総研、セルロースナノファイバーの安全性評価書公開 ~CNF応用開発と普及支援~(2022.12)
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)と国立研究開発法人産業技術総合研究所は「炭素循環社会に貢献するセルロースナノファイバー関連技術開発において、セルロースナノファイバー(CNF)の安全性評価に …続きを読む
植物肉のDAIZが大豆ミート「粒ベジ」を販売開始。 首都圏で12月上旬〜中旬に試食販売実施(2022.12)
発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造するスタートアップのDAIZ㈱(熊本県熊本市)は、発芽大豆で作った「ミラクルミート」を原料とした大豆ミート商品「粒ベジ」の販売を12月より開始する。量販店・スーパーマー …続きを読む
近畿大学、住友商事マシネックス等、廃棄物利用のバイオコークスで鉄鋼業界のCO2削減へ(2022.12)
近畿大学と住友商事インフラ事業部門のグループ会社である住友商事マシネックス㈱(東京都千代田区)は、カーボンニュートラルなバイオリサイクル燃料の「バイオコークス」の普及に向けて連携し、特に鉄鋼業界において、石炭コークスの …続きを読む
東洋紡、神戸大発バッカス・バイオイノベーションを支援。デフタ・キャピタル投資事業参加(2022.11)
東洋紡㈱は、㈱デフタ・キャピタル(横浜市)が運営するCoba1号投資事業有限責任組合に参加した。本組合は、神戸大学発ベンチャーである㈱バッカス・バイオイノベーション(神戸市)および、その周辺技術に対する出資や事業開発を …続きを読む
産総研とダイセル、イオン液体利用の分離膜による大気中CO2が分離回収できる高性能膜開発 (2022.11)
国立研究開発法人 産業技術総合研究所・化学プロセス研究部門と、㈱ダイセルは共同で、役割の異なる2種のCO2分離用イオン液体を組み合わせ多孔質材に染み込ませることで、希薄なCO2を高い選択率で分離回収できる高性能な膜を開 …続きを読む
政府系9機関によるスタートアップ支援協定に金融等7機関が参画、支援メニューを拡充。(2022.11)
政府系の下記の9機関(協力機関)は、技術シーズを生かして事業化などに取り組むスタートアップを支援することを主な目的として、2020年7月16日に、「スタートアップ・エコシステムの形成に向けた支援に関する協定書」を締結し …続きを読む
ユーグレナ社といすゞ、ユーグレナ由来100%使用のバイオ燃料を試製、性能実証試験実施 (2022.11)
㈱ユーグレナは、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)から抽出した油脂のみを原料とした次世代バイオディーゼル燃料を試製し、いすゞ自動車㈱が実施する性能実証試験において、ユーグレナ由来原料100%燃料が石油由来の軽油と同 …続きを読む
日本製紙、鳥取県にスギ・ヒノキ特定母樹の採種園開設~エリートツリーの苗生産拡大に向け(2022.11)
日本製紙㈱は、CO2吸収能力が高く成長に優れ、花粉量が少ない等の特徴を持つ、エリートツリー等の苗生産事業の拡大に向け、鳥取県倉吉市にスギ・ヒノキ特定母樹の倉吉閉鎖型採種園を10月28日に竣工し、稼働した。 同社は、2 …続きを読む
住友ゴムや東北大等、低燃費タイヤ用素材・バイオポリマー合成~天然ゴムを酵素で品種改良(2022.10)
住友ゴム工業㈱は、東北大学、金沢大学、埼玉大学らと共同で、低燃費タイヤの開発につながるバイオポリマーの合成に成功したと発表した。当研究グループは、独自に開発した改変トマト由来酵素を触媒とすることで、ポリマーの先頭モノマ …続きを読む
インドネシアで気候変動に強靭な樹種の産官学研究、本格稼働。日本から国際農研、住友林業等6機関が参画(2022.10)
インドネシアを対象にした「気候変動適応型育種プロジェクト(熱帯林強靭化プロジェクト)」が本格稼働した。10月3日インドネシアのガジャマダ大学(ジョグジャカルタ市)で、インドネシア共和国環境林業省、日本大使館、JICAイ …続きを読む
日本ハム、培養肉の培養液主成分の動物血清を特定食品での代替に成功。(2022.10)
日本ハム㈱(大阪市北区)は、培養肉の細胞を培養する際に必要となる「培養液」の主成分を、これまで用いられてきた動物由来のもの(血清)から一般的に流通する食品由来のものに置き換えて、ウシやニワトリの細胞を培養することに成功 …続きを読む
不二製油G本社と新潟薬科大学、油脂酵母からのパーム油代替油脂を世界最高レベル生産実現(2022.10)
NEDOの「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」プロジェクトで、不二製油グループ本社(株)と新潟薬科大学は共同で、脱炭素社会実現に向けて、油脂高蓄積酵母による油脂生産の研究を行っている。このた …続きを読む
花王、パーム油代替原料供給に向け、Genomatica社、ユニリーバと米国でベンチャー設立(2022.10)
花王㈱は、パーム油由来の原料に代わる植物由来原料の商業化をめざし設立されるベンチャー企業へ、サステナブル素材のリーディングカンパニーであるGenomatica(ジェノマティカ、ブランド名:Geno)及びUnilever …続きを読む
NEDO、自然のCO2吸収能力の人為的加速技術5件を、ムーンショット型研究開発事業で採択 (2022.9)
NEDOは、国が定めたムーンショット目標4「2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現」の達成に向けて、新たな技術の見極めのためのプロジェクトを5件採択した。採択した5件では「自然のCO2吸収能力を …続きを読む
日本製鉄、藻類バイオマス生産、利用の研究着手。NEDOカーボンリサイクル実証研究拠点で (2022.9)
日本製鉄㈱は、CO2の高効率利用が可能な藻類バイオマス生産と利用技術の開発について、広島県大崎上島のNEDOのカーボンリサイクル実証研究拠点において、着手したと発表した。これは、NEDOが公募した「カーボンリサイクル・ …続きを読む
IHI、CO2と水素によるSAFの合成技術でシンガポール研究機関と共同研究開始(2022.9)
㈱IHIは、シンガポール科学技術研究庁傘下の研究機関であるISCE²( 化学・エネルギー・環境サステナビリティ研究所:Institute of Sustainability for Chemicals, Energy …続きを読む