研究情報
JSTと東工大、アンモニア合成促進する新しい水素化物の開発発表。大気安定性と高触媒活性(2023.4)
東京工業大学の研究グループは、充填トリジマイト型構造を持つアルミン酸バリウム「BaAl2O4」内の酸素の一部をヒドリドイオン(H−)に置き換え、さらにこの新材料をコバルト触媒の担体として用いると、既存のルテニウム触媒よ …続きを読む
伊藤園とくしま木質バイオマス等5社、茶園でのバイオ炭の効果試験開始。宮崎と鹿児島で(2023.4)
㈱伊藤園(東京都渋谷区)とシン・エナジー㈱(兵庫県神戸市)、くしま木質バイオマス㈱(宮崎県串間市)、㈱堀口園(鹿児島県志布志市)、鹿児島堀口製茶㈲(鹿児島県志布志市)の5社は共同で、バイオ炭の茶園散布による温暖化対策効 …続きを読む
DX農業支援サグリ、 JA 秋田しんせいに土壌分析アプリの提供開始。圃場管理やコスト検証へ(2023.4)
衛星データ(Satellite)×機械学習(AI)×区画技術(GRID)を掛け合わせ、農業や環境における課題解決を目指す岐阜大学発ベンチャー企業のサグリ㈱(兵庫県丹波市)は、 JA 秋田しんせいにて土壌分析アプリ「Sa …続きを読む
名大、日揮等研究G、LNG未利用冷熱で大気中CO2回収のDAC技術確立へパイロット開発着手(2023.4)
日揮ホールディングス㈱は、国内EPC事業会社である日揮㈱が、このたび液化天然ガス(LNG)未利用冷熱を活用した大気中のCO2分離回収:DAC(Direct Air Capture)の技術確立に向けたベンチスケール(試験 …続きを読む
住友商事、マレーシア・昆虫由来代替タンパク質製造のNutrition Technologiesと戦略的提携(2023.4)
住友商事㈱は、マレーシアで昆虫由来代替タンパク質等を製造するスタートアップ企業、Nutrition Technologies(ニュートリション・テクノロジーズ:NT)と戦略ビジネスパートナーシップを締結したと発表した。 …続きを読む
積水化学と東海カーボン、CCUS実用化に向けパートナーシップ締結。新たな手法開発へ(2023.4)
積水化学工業㈱と東海カーボン㈱は、CO2を一酸化炭素(CO)へ高効率で変換する技術(ケミカルルーピング反応技術)によって生成されたCOを用いた、各種炭素素材・製品の製造技術(CCU)及びCO2を固体炭素として回収・貯留 …続きを読む
生物多様性ビッグデータを運営する京大発のバイオーム、総額3.3億円の資金調達を実施(2023.4)
生物多様性ビッグデータを運営する㈱バイオーム(京都府京都市)は、シリーズBラウンドとして、12のファンドや金融公庫から総額3.3億円の資金調達を実施したと発表した。今回の調達によりこれまでの累計資金調達額は5.2億円 …続きを読む
ウミトロン、衛星データ活用した自治体向けブルーカーボンのポテンシャル評価サービス開発(2023.4)
ウミトロン㈱(東京都品川区)は内閣府事業として行われた令和4年度「課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト」において、ブルーカーボンのポテンシャル評価事業実証を実施し、自治体向けの …続きを読む
東大、京大等の研究G、生態系を利用した新たなAI ~高い生物多様性は高い計算能力の可能性(2023.4)
東京大学、京都大学、東北大学、B.Creation㈱の研究グループは、生態系シミュレーションと微生物培養系を用いた実験から、生態系に存在するネットワークが計算能力(情報処理能力)を持ち、我々がその能力を利用しうる、とい …続きを読む
金沢大学バイオマス・グリーンイノベーションセンター本格稼働。ダイセル支援の共創拠点(2023.4)
金沢大学角間キャンパス内に昨秋竣工した「金沢大学バイオマス・グリー ンイノベーションセンター(BGIC/ビージック)」が4月から本格稼働する。㈱ダイセルからの資金提供を受けて設置したもので、バイオマスによる脱石油社会の …続きを読む
東レとDM三井製糖、非可食バイオマス利用の糖製造技術実証。サトウキビ等の絞りかす利用(2023.4)
東レ㈱(東京都中央区)は、このたび、製糖工場で発生するサトウキビ絞りかす(余剰バガス)およびでんぷん工場で発生するキャッサバ芋絞りかす(キャッサバパルプ)などのバイオマスを原料として、繊維や樹脂を製造する際に共通原料と …続きを読む
ブラスケム、光触媒によるCO2変換技術を保有する米国New Iridium社と提携、実証推進(2023.4)
バイオ製品生産に注力するブラジルのブラスケム(Braskem) は、パートナーシップと技術に投資して、生産プロセスからの環境への影響を軽減する持続可能で革新的なソリューション開発を推進している。米国コロラド州に拠点を置 …続きを読む
琉球大発シンク・ネイチャー、生物多様性への事業インパクト評価サービス提供開始。企業や金融機関向け(2023.4)
琉球大学発のスタートアップ㈱シンク・ネイチャー(沖縄県那覇市)は、企業や金融機関を対象に、生物多様性への事業インパクトの評価サービス「TN LEAP」ベータ版の提供を開始すると発表した。 「TN LEAP」とは、企業 …続きを読む
東大、千葉大等の研究G、肥料変換できるプラスチック機能化に成功。高分子材料の設計指針提案(2023.4)
千葉大学、東京工業大学、東京大学の研究グループは、植物を原料とした高分子(プラスチック)の機能化手法を確立したと発表した。さらに、機能化されたプラスチックをアンモニア水で分解することで得られる分解生成物には、植物の成長 …続きを読む
東工大研究G、室温でCO2をメタノールへ変換できる触媒を創製。 金属間化合物の新材料(2023.4)
東京工業大学の研究グループは、低温での二酸化炭素水素化反応を促進するPd(パラジウム)Mo(モリブデン)金属間化合物触媒を開発し、0.9 MPaと25 ℃という温和な条件でのメタノール合成を実現したと発表した。 メタ …続きを読む
NEDO、大成建設、埼玉大等研究G、燃料物質の油を細胞外生産する微細藻類の作製に成功。世界初(2023.4)
NEDOの「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」プロジェクトで大成建設(株)、埼玉大学、中部大学、かずさDNA研究所は、外来遺伝子を導入することなく、燃料物質である“油”を細胞外に生産する微細 …続きを読む
東芝エネルギーシステムズ、佐賀市と高性能なCO2吸収液の商用化運用を実施。CO2分離回収設備向け(2023.4)
東芝エネルギーシステムズ㈱は、このたび、CO2分離回収設備に用いられる高性能なCO2吸収液の開発を佐賀市と共同で実施すると発表した。佐賀市の清掃工場に納入した同社製CO2分離回収設備を用いて、同社研究所が開発した新CO …続きを読む
ユーグレナと帯広畜産大、微細藻類ユーグレナと海藻カギケノリの混合飼料が反芻家畜メタン排出軽減確認(2023.4)
㈱ユーグレナは、国立大学法人北海道国立大学機構帯広畜産大学と共同で行った研究において、微細藻類ユーグレナと海藻の紅藻類カギケノリの混合飼料が、反芻家畜の健康を損なうことなく排出されるメタンの量を軽減することを確認した。 …続きを読む
ミダックとアルヌール、廃棄物焼却施設由来CO2活用の微細藻類培養CCU技術の共同研究開始(2023.4)
㈱ミダック(静岡県浜松市)は、㈱アルヌール(東京都渋谷区)と微細藻類培養CCU技術として、「微細藻類培養を通じた廃棄物 焼却施設から放出する焼却由来CO2の有効活用・脱炭素技術開発及び希少有用成分の用途・市場開拓」とい …続きを読む
JSR、神戸大発バッカス・バイオイノベーションとバイオマス原料の共同開発契約を締結(2023.4)
JSR㈱(東京都港区)は、日本初の統合型バイオファウンドリである㈱バッカス・バイオイノベーション(兵庫県神戸市)と当社重要製品原料のバイオマス(生物資源)による生産を目的とした共同開発契約ならびに出資に関する契約を締結 …続きを読む
東京大学、未来戦略LCA連携研究機構を発足。LCA研究者、先端科学技術研究者を結集(2023.4)
2023年4月、東京大学は、LCA研究者を結集し、先端科学技術研究者とともに10部局を横断する「未来戦略ライフサイクルアセスメント連携研究機構」(未来戦略LCA連携研究機構、UTokyo LCA Center for …続きを読む
信州大研究G、超音波によるマイクロプラスチックの100倍濃縮回収技術開発(2023.4)
信州大学学術研究院繊維学系の研究グループでは、近年環境問題として注目されているマイクロプラスチックの濃縮回収法として、超音波による音響収束を用いることを提案し研究を進めている。今回、この音響収束による分離機構を四連続で …続きを読む
三重大、三重県水産研究所、KDDI等6者、ブルーカーボン自動計測システム構築の取組み開始(2023.4)
独立行政法人国立高等専門学校機構 鳥羽商船高等専門学校 (三重県鳥羽市)、国立大学法人三重大学 大学院生物資源学研究科(三重県津市)、三重県 水産研究所(三重県志摩市)、鳥羽市、KDDI㈱(東京都千代田区)、㈱KDDI …続きを読む
国際農研、農研機構等の研究G、高CO2環境でイネを増収させるコシヒカリ由来の遺伝子発見(2023.4)
国際農研、農研機構、名古屋大学、横浜市立大学、理化学研究所、明治大学、かずさDNA研究所の共同研究グループは、稲穂の基となる腋芽の生長を促進し、穂数の増加に働く遺伝子MP3を「コシヒカリ」から同定したと発表した。 M …続きを読む