研究情報
高機能バイオ炭で食料生産の課題解決目指す、名大発のTOWINGが累計10億円資金調達実施。(2023.5)
高機能バイオ炭事業で食料生産の課題解決を目指す、名古屋大発の㈱TOWING(愛知県名古屋市)は、シリーズAの資金調達を行い、16のファンド、企業、金融公庫などから、総額約8.4億円の調達を実施したと発表した。
今回の調達により、累計調達額は10億円を超えた。今回調達した資金は、高機能バイオ炭に関する技術の高度化と、量産を担うプラントの開発、事業拡大に向けた採用及び、組織体制の構築に活用する考えだ。
同社は、通常畑で3〜5年かかる土づくりをわずか約1か月で可能にする、植物の炭等のバイオ炭(多孔体)に微生物を付加し、有機質肥料を混ぜ合わせて管理した人工土壌の技術「高機能ソイル技術」を活用した、高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を開発した。この技術は同社独自のバイオ炭の前処理技術、微生物培養等に係る技術を、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が開発した技術と融合し、実用化した。さらに、この技術を応用し、宇宙農業実現に向けた活動・研究も手掛ける。
詳しくは、→https://towing.co.jp/blogs/news/series-a
2023-05-27 | Posted in 研究情報 |