研究情報

インテグリカルチャー、独自の培養技術で食品のみ利用の「食べられるアヒル肝臓由来細胞」培養に成功。(2023.3)

 動物由来細胞から食品原料などを作る「細胞農業」の実用化を目指すインテグリカルチャー㈱(東京都文京区)は、フランスの高級食材「フォアグラ」として知られるアヒルの肝臓を形成する細胞を培養し、食品素材として利用することに成功したと発表した。今回の成果は、同社の特許技術であるCulNet(カルネット) システムを核として、細胞性食品(培養肉)の開発を共同で進めているCulNet(カルネット) コンソーシアムの協力で実現されたもので、これまで食経験があり安全性が確認されている成分だけ用いて細胞培養することが可能となった。

 従来の細胞性食品(培養肉)の製造には、動物由来の血清や成長因子が使われる。しかし、高価なため、細胞性食品の生産コストを押し上げていた。そうした中、同社は、血清や成長因子をまったく使わない、世界初となる「食べられるアヒル肝臓由来細胞」をつくることを可能にした。

 細胞性食品(培養肉)は、温室効果ガスの排出削減や水資源の消費抑制に貢献できる可能性があり、新たなタンパク質食料資源として、また、地球温暖化対策の一つとして期待されている。

詳しくは、→https://integriculture.com/news/12423/

 

2023-03-05 | Posted in 研究情報 |