研究情報
植物肉のDAIZ、鹿児島銀行から2億円調達。フードテックで地域経済の活性化を目指す(2023.10)
発芽大豆由来の植物肉を開発・製造するスタートアップのDAIZ㈱(熊本県熊本市)は、㈱鹿児島銀行から2億円の資金を調達したことを発表した。 鹿児島銀行は2003年から全国の地方銀行に先駆け、地域の基幹産業である1次産業 …続きを読む
国際農研、農研機構、京大等研究G、植物の新たな干ばつストレス応答機構・リン酸欠乏発見(2023.10)
国際農林水産業研究センター、京都大学、名古屋大学、理化学研究所、東京大学、農業・食品産業技術総合研究機構の研究グループは、葉のしおれが見られない程度の極めて初期の干ばつにおいて、植物体内のリン酸量が低下し、リン酸欠乏応 …続きを読む
出光興産、神戸大に「出光バイオものづくり共同研究部門」設立。スマートセル開発加速へ(2023.10)
出光興産㈱は、バイオものづくりバリューチェーンの構築に向け、国立大学法人神戸大学先端バイオ工学研究センターに「出光バイオものづくり共同研究部門」を設立した。10月1日に設立した当共同研究部門では、バイオ燃料、バイオ化学 …続きを読む
名大等研究G、木材成分のリグニン化合物から、温和条件でメタノールと水素の抽出に成功(2023.9)
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学の研究グループは、㈱SOKENとの共同研究で、廃棄バイオマスの一つであるリグノスルホン酸塩を温和な条件下で電気分解して、陽極でメタノール及び陰極で水素を合成する手法を新たに開発し …続きを読む
NEDOとスギノマシン、少量CNFを添加した炭素繊維強化プラの中間材料開発。性能向上実現(2023.9)
NEDOの「炭素循環社会に貢献するセルロースナノファイバー関連技術開発」で、㈱スギノマシンは、セルロースナノファイバー(CNF)製造の大幅なコスト削減を目指し、高コスト化の原因となっているプロセスの飛躍的な改良に取り組 …続きを読む
NEDOと日清紡HD、イオン結合有する海洋生分解性プラ素材開発。生分解促進の添加剤利用へ(2023.9)
NEDOの「海洋生分解性プラスチックの社会実装に向けた技術開発事業」で日清紡ホールディングス㈱は、海水中で速やかに無害な成分に変換される生分解性プラスチック素材の開発に取り組んでいる。そして今般、プラスチック素材を構成 …続きを読む
NEDO、「バイオものづくり革命推進事業」で6件の研究開発に着手。(2023.9)
NEDOは、「バイオものづくり革命推進事業」の第1回公募において、バイオものづくり製品の社会実装促進に向けた研究開発テーマ6件を採択した。 本事業では、多様な原料と製品を出口とした、バリューチェーンの構築に必要な課題 …続きを読む
アルヌール、神戸大と鹿児島県のカギケノリの養殖の種苗生産向け、培養株確立 (2023.9)
㈱アルヌール(東京都渋谷区:パス㈱連結子会社)は、この度、鹿児島県の漁業協同組合である山川町漁業協同組合と、カギケノリの養殖に向けて、鹿児島県山川町の海で採取した「カギケノリ」から川井浩史先生(神戸大学)のご協力のもと …続きを読む
インテグリカルチャーとJT/テーブルマーク社、高加工度の原料使用を抑えた基礎培地開発(2023.9)
動物由来細胞から食品や原料などを作る「細胞農業」で持続可能な世界の実現を理念とするインテグリカルチャー㈱(東京都文京区)は、同社が発起人となり設立した細胞農業のオープンイノベーションプラットフォーム「CulNet(カル …続きを読む
スイス・Climeworks社とCarbfix社、 Puro.earth社と提携。CDRサービスのPuro Standardに基づく認証へ(2023.9)
大気中のCO2回収技術を開発するスイスのスタートアップ企業のClimeworks社、貯留パートナーのCarbfix社、フィンランド・Puro社 は、Puro Standard に基づく Climeworks の DAC …続きを読む
スズキと静大、マイクロプラ判別技術の共同研究開始。タンパク質のプラ吸着・着色特性利用(2023.9)
スズキ㈱は、国立大学法人静岡大学とタンパク質のプラスチックへの吸着特性を活かしたマイクロプラスチックの判別技術に関する共同研究契約を締結したと発表した。 スズキは、「スズキクリーンオーシャンプロジェクト」の一環として …続きを読む
農業DXのAGRI SMILE社、残渣型バイオスティミュラントで環境保全推進の脱炭素地域づくり協議会(Eco-LAB)設立。(2023.9)
農業DXやバイオスティミュラント開発のスタートアップ企業、AGRI SMILE社は、9月7日、農業協同組合、製造企業、金融機関などの多数のステークホルダーの参画を得て、AGRI SMILEが代表を務める「バイオスティミ …続きを読む
アルヌールと名大、微細藻類からフコキサンチン抽出後の残渣脂質からバイオ燃料精製に成功(2023.9)
㈱アルヌールは、国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学と、アルヌールで製造した藻類バイオマスよりフコキサンチン抽出後に得られる脂質から、バイオ燃料を精製することに成功したと発表した。 アルヌールでは、2020年11月 …続きを読む
ちとせ研究所、AIによる自動培養制御システム開発。微生物活用の機能性食品素材開発で実現(2023.9)
ちとせグループの中核法人である㈱ちとせ研究所は、NEDOの事業「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」において、AIが微生物の培養状態を最適な状態にコントロールするAI自動培養制御システムを開発 …続きを読む
東北大が国際卓越研究大学の認定候補に選定。文科省・有識者会議の審査結果(2023.9)
東北大学は、文部科学省の国際卓越研究大学の認定等に関する有識者会議(アドバイザリーボード)による審査の結果、国際卓越研究大学の認定候補に選定されたと発表した。 「国際卓越研究大学制度」とは、国際卓越研究大学の研究及び …続きを読む
日本ゼオンとマイクロ波化学、エラストマー製造でのマイクロ波プロセス適用の実証開発へ(2023.8)
日本ゼオン㈱(東京都千代田区)とマイクロ波化学㈱(大阪府吹田市)は、このたびマイクロ波プロセスを適用したエラストマー製造事業の実証開発契約を締結したと発表した。 エラストマーをはじめとした化学製品の製造における主たる …続きを読む
ブラスケムとサンパウロ大が提携。電気エネルギーで触媒活性化する、CO2変換技術の開発へ(2023.8)
バイオ製品生産に注力するブラジルのブラスケム(Braskem)とサンパウロ大学(USP)は、CO2を他の化学製品に変換する分野を開発するための提携を発表した。このプロジェクトでは、一連の研究から得られた技術により、CO …続きを読む
理研、酵素活性を最大化する理論的条件を発見。食品、医薬、バイオ燃料等の酵素開発に貢献(2023.8)
理化学研究所(理研)研究チームは、酵素反応の速度を最大化するための理論的な条件を発見したと発表した。 酵素とは、タンパク質のうち、特定の化学反応を加速する機能があるものを指す。酵素から得られる反応速度の大きさを酵素活 …続きを読む
東大、名大等研究G、マイクロ波で触媒活性点を原子レベルで選択加熱。触媒反応の省エネ化(2023.8)
東京大学、名古屋大学、高輝度光科学研究センターの共同研究グループは、マイクロ波を照射することによって、ゼオライト内の単一イオンを原子レベルで選択的に加熱できることを示す実験的証拠を得たと発表した。この実験では、放射光設 …続きを読む
早稲田大等の研究G、雲水の野外観測で初めてマイクロプラスチックの存在実証。(2023.9)
早稲田大学、東洋大学およびPerkinElmer Japan合同会社の研究グループは、雲水中に含まれる大気中マイクロプラスチック(Airborne MicroPlastics: AMPs)存在量と特徴を解明することに初 …続きを読む
DICと高知大、「藍藻スピルリナ由来多糖のアンチエイジング作用」の共同論文発表。化粧品や健康食品分野応用へ(2023.8)
DIC㈱は、高知大学と「藍藻スピルリナ由来多糖が持つアンチエイジング作用」に関する共同論文を発表し、7月21日付の米国科学誌「 iScience(アイサイエンス)」に掲載されたと発表した。本共同論文では、スピルリナに由 …続きを読む
米・Ebb carbon社、海洋CO2除去実証中。研究機関等と連携し、スクイム湾・PNNL施設で(2023.8)
気候技術スタートアップ企業のEbb Carbon社は、国立研究所、連邦研究機関等と連携し、初の海洋CO2除去(ocean carbon dioxide removal(CDR)system)および海洋脱酸システムを、ワ …続きを読む
明治G等、酪農・乳業におけるGHG排出削減へ、「道東カーボンファーミング研究会」設立(2023.8)
明治ホールディングス㈱と㈱明治は、酪農・乳業におけるGHG排出削減につながる取り組みの推進に向け、一般社団法人道東SDGs協議会(所在地:北海道別海町)と「道東カーボンファーミング研究会」(所在地:北海道別海町、道東C …続きを読む
大日本印刷と愛媛大、養殖魚のタンパク質源となる昆虫ミールワームの自動飼育装置開発へ。(2023.8)
大日本印刷㈱と、愛媛大学は、タイなど養殖魚の飼料(餌)に必要なタンパク質源として、昆虫のミールワームの飼育工程の自動化・効率化を目的とした共同研究を開始したと発表した。 ミールワームは養殖魚などのプロテイン源として栄 …続きを読む