研究情報
東北大、鹿島建設等、牛の胃に共生する微生物と海藻の利用で、ブルーカーボン生態系創出。F-REI委託事業採択(2024.5)
福島国際研究教育機構(F-REI(エフレイ))が公募した令和5年度「ネガティブエミッションのコア技術の研究開発・実証」委託事業に、東北大学を代表機関とするコンソーシアム「浜通りブルーカーボンによるネガティブエミッション …続きを読む
理研食品・サンシキ・高知大、カギケノリの共同研究開始。牛ゲップのメタンガス排出削減へ(2024.5)
理研ビタミン㈱の子会社、わかめ関連商品などの製造や、海藻養殖に関する研究を行う理研食品㈱(宮城県多賀城市)は、海藻スタートアップの㈱サンシキ(東京都渋谷区)および高知大学との共同研究契約を2024年5月20日に締結し、 …続きを読む
米・アルゴンヌ国立研究所等研究G、CO2をエタノール、酢酸等に高効率変換する新触媒報告(2024.5)
米国エネルギー省(DOE)のアルゴンヌ国立研究所、ノーザンイリノイ大学、バルパライソ大学が参加する共同プロジェクトの研究チームは、CO2をエタノール、酢酸、ギ酸に効率よく変換する低コストのスズベースの触媒群を発見したと …続きを読む
王子HD、東工大発スタートアップのグリーンケミカルに出資(2024.5)
王子ホールディングス㈱は非可食バイオマス由来の化成品製造事業を手掛けるスタートアップ企業のグリーンケミカル㈱(神奈川県藤沢市)に第三者割当増資の引受けによる出資を行ったと発表した。 グリーンケミカルの技術は、東京工業 …続きを読む
大王製紙、バイオリファイナリー事業化へ生産実証事業開始。NEDO助成・委託の新素材事業(2024.5)
大王製紙㈱は、新素材分野としてバイオリファイナリー事業化に向けた生産実証を開始したと発表した。原油から化学品、素材、燃料を製造するオイルリファイナリーに対して、再生可能資源であるバイオマスを原料として、バイオ燃料やバイ …続きを読む
Green Carbon社、兼松と連携協定書を締結。水田メタン削減のカーボンクレジット創出とメタン抑制貢献米の普及へ(2024.5)
カーボンクレジット創出販売支援スタートアップのGreen Carbon㈱(東京都港区)はこの度、兼松㈱と、 日本およびベトナム市場を対象に、水田のメタン削減によるカーボンクレジット創出と、メタン抑制に寄与した米(環境配 …続きを読む
東工大研究G、CO2からの高効率メタノール合成に成功。 カーボンニュートラルの鍵となる触媒開発(2024.5)
東京工業大学の研究チームは、ゼオライト粒子内部に銅ナノ粒子を固定化した触媒を開発し、CO2から高効率でメタノールを合成することに成功したと発表した。 メタノールは、内燃機関や燃料電池に直接利用できる燃料としてだけでな …続きを読む
海洋研究開発機構等研究G、同位体モデルと精密観測でメタン放出足跡推定。農業及び廃棄物埋立における微生物排出対策の必要性(2024.4)
海洋研究開発機構(JAMSTEC)、東北大学、気象庁気象研究所、国際応用システム分析研究所、国立環境研究所、国立極地研究所、コロラド大学、ユトレヒト大学の研究グループは、大気中メタン濃度の長期および短期的な変化に対して …続きを読む
東大・理研等の研究G、培養液3℃加温でレタスの収穫量アップ。植物工場内の新アプローチ(2024.4)
気温が光合成や植物の生育に大きな影響を与えることはよく知られているが、養液栽培の培養液温度(根圏温度)が植物の代謝や生育に与える影響については不明瞭な点が多くある。東京大学、理化学研究所、筑波大学、木更津工業高等専門学 …続きを読む
東北大とAZUL Energy、バイオ創発GX共創研究所設置。バイオ視点と計算科学力で持続可能な材料創製へ(2024.4)
国立大学法人東北大学 とレアメタルフリーの高性能触媒開発に注力する東北大発スタートアップのAZUL Energy㈱(仙台市)は、GX(グリーントランスフォーメーション)に貢献する次世代材料の開発と人材育成を目的として、 …続きを読む
Spiber、人工構造タンパク質のグローバルな量産・販売拡大に向け新たに100億円超調達(2024.4)
植物由来のバイオマスを使用して微生物発酵プロセスによってつくられる人工構造タンパク質素材を開発するSpiber㈱(スパイバー:山形県鶴岡市)は、最新の資金調達ラウンドにて100億円を超える資本調達を完了したと発表した。 …続きを読む
フェイガー、JA全農と「⽔稲栽培での中⼲し期間の延⻑」によるJ‐クレジットで業務提携(2024.4)
農家向け脱炭素施策の収益化と、カーボンクレジットの流通サポートを手がけるスタートアップの㈱フェイガーは、全国農業協同組合連合会(JA全農)と「⽔稲栽培における中⼲し期間の延⻑」によるJ‐クレジットに係る取り組みに関して …続きを読む
独・フラウンホーファー研究所、合成ゴム代替・バイオベースの自動車タイヤ用原料を開発中(2024.4)
ドイツのフラウンホーファーの4つの研究所は、自動車タイヤ用のまったく新しいタイプのゴムを可能にする、合成ゴムの代替となるバイオベースの原料源を開発中だ。革新的なバイオベースのゴムの種類により、将来的にはこれまでにない特 …続きを読む
国際農研等の研究G、カンボジアでの国際共同研究プロジェクト開始。水田水管理システムによるGHG排出削減(2024.4)
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)と独立行政法人国際協力機構(JICA)が共同で実施しているSATREPS(Science and Technology Research Partnership for Sus …続きを読む
中国とEUの国際協力・Agri Loopプロジェクト、農産物残渣の高価値、持続可能な利用法開発(2024.3)
2024年3月29日、13の中国の学術および産業組織が中国の北京に集まり、Agri Loopプロジェクトへの関与を正式に開始した。今後 3 年間で、欧州全土のさらに 22 のパートナーと協力して、農産物残渣を高価値製品 …続きを読む
マイクロ波化学、大型試験を行うための実証棟を新たに大阪事業所内に竣工。(2024.3)
マイクロ波化学㈱は、大阪事業所(大阪市住之江区)の敷地内に3棟目となる実証棟を3月27日に竣工したと発表した。インフラを拡大することで、増加しているマイクロ波プロセスのスケールアップ検証に対応する。 同社大阪事業所 …続きを読む
産総研、神戸大、カネカの研究G、微生物が作るプラでバイオプラ・ポリ乳酸の生分解性等の物性改善(2024.3)
産業技術総合研究所(産総研)、神戸大学、㈱カネカの共同研究グループは、バイオプラ・ポリ乳酸が抱えるもろさと生分解性の課題を、微生物により生合成される乳酸と3-ヒドロキシブタン酸の共重合体(略称:LAHB)をブレンドす …続きを読む
TOWINGと三菱総合研究所、高機能バイオ炭を用いたカーボンファーミングの圃場実証を開始(2024.3)
㈱TOWINGと㈱三菱総合研究所(MRI)は、3月1日から宮崎県においてTOWINGが有する高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を用いたカーボンファーミングの圃場実証を開始した。高機能バイオ炭の散布により、農地の土壌の質 …続きを読む
THEMIX Green社とGreen Carbon社、森林・農業分野でのカーボンクレジット共同創出へ業務提携(2024.3)
㈱テミクス・グリーン(東京都港区:住信SBIネット銀行子会社、THEMIX Green)は、Green Carbon㈱(東京都港区)と、森林・農業分野でのカーボンクレジットの創出を共同で推進するため、業務提携契約を締結 …続きを読む
Spiber、関西ペイントと構造タンパク質素材活用の新素材や技術開発へ協業。第三者割当増資(2024.3)
Spiber㈱(スパイバー:山形県鶴岡市)は、100年以上にわたり塗料や塗料事業で培った技術を提供する関西ペイント㈱と、構造タンパク質・Brewed Protein素材を用いた塗料分野の新素材、新技術の開発を目指して協 …続きを読む
九大、Carbon Xtract社、双日等5者、大気CO2直接回収の分離膜型DAC装置の施設園芸実装へ連携協定(2024.3)
九州大学、Carbon Xtract㈱、全国農業協同組合連合会(全農)、双日㈱、㈱三菱UFJ銀行は、大気からのCO2の直接回収(Direct Air Capture:DAC)を可能とする分離膜型DAC(membrane …続きを読む
ブラジル・サンパウロ大等研究G、開発した新酵母株で複合糖から第2世代エタノール生成実証(2024.3)
ブラジル・サンパウロ大学、カンピナス州立大学(ユニキャンプ)、米国・イリノイ州、英国・バース州立大学の研究者グループは、開発された酵母、 Saccharomyces cerevisiae.の遺伝子組み換え株は、同様の工 …続きを読む
王子HDと山形大研究G、CNFを用いた燃料電池用・高分子電解質膜(PEM)を開発(2024.3)
王子ホールディングス㈱と山形大学の研究グループは、CNFを主成分とする、燃料電池用高分子電解質膜(PEM:Polymer Electrolyte Membrane)の開発に成功したと発表した。王子ホールディングス独自の …続きを読む
遺伝研、理研、北里大、アクアマリンふくしまの研究G、サンマのゲノム情報読み取り公開。未開だったサンマの科学的研究へ(2024.3)
国立遺伝学研究所、北里大学、理化学研究所、アクアマリンふくしまの研究チームは、サンマの全ゲノム情報を読み取り、多様な分子生物学研究のための情報基盤を整えたと発表した。 「秋の味覚」として日本人に古くから親しまれてきた …続きを読む
