研究情報

アルヌール、名城大と微細藻類由来フコキサンチン抗酸化作用・生理活性の共同研究開始(2024.2)

 ㈱アルヌールは、名城大学との間で共同研究契約を締結し、「微細藻類由来フコキサンチンのトランス型とシス型異性体の抗酸化作用及び肌に関する生理活性の差異に関する研究」を2024年1月30日より開始したと発表した。

 アルヌールは、微細藻類の大量培養技術を活用した有用物質の生産を主な事業としており、微細藻類の連続培養技術により、安定的にフコキサンチンを生産している。フコキサンチンは市場に流通している量は少なく、高純度のものになると安定的に供給することが非常に困難な物質となる。
 本共同研究では、主に、微細藻類由来フコキサンチンのトランス型とシス型異性体による抗酸化作用及び肌に関する生理活性の差異を検討する。研究により、フコキサンチン異性体の役割を明らかにすることが期待でき、皮膚の健康を促進する新しい成分の開発として、知見を重ねていくものとなる。
 アルヌールは、微細藻類由来バイオマスを連続培養し、本共同研究に使用するフコキサンチンを抽出・精製し、研究で使用する高純度フコキサンチンを提供する。

 共同研究者の名城大学理工学部の本田真己准教授は、本田真己准教授は、シス異性化技術を活用した持続可能な食品生産技術の開発の研究を行っており、フコキサンチンだけでなく多様なカロテノイドについて幅広く研究しており、食品科学・分析化学分野で多くの学術論文を報告している。

詳しくは、→https://www.alnur.jp/news

 

2024-02-03 | Posted in 研究情報 |