研究情報
シンガポール・南洋理工大の研究G、プラスチックを分解するための人工・虫の腸を開発(2024.2)
シンガポールの南洋理工大学(NTU)の研究チームは、虫にプラスチックを与え、腸内で見つかった微生物を培養することで、プラスチックの生分解を促進する新たな方法を実証した。
これまでの研究では、Zophobas atratus 虫(一般にペットフードとして販売され、その栄養価から「スーパーワーム」として知られるアオコガネムシの幼虫)がプラスチックを食べても生きられることが示されている。その理由は、その腸内に一般的な種類のプラスチックを分解できる細菌が含まれているためである。しかし、プラスチック加工における使用は、供給速度と虫のメンテナンスが遅いため、実用的ではなかった。
NTUの研究者らは今回、大規模な線虫の繁殖を必要とせずに線虫の腸内細菌を分離し、それを利用して行うことで、これらの課題を克服する方法を実証した。
詳しくは、→https://www.ntu.edu.sg/news/detail/artificial-worm-gut-breaks-down-plastics
2024-02-10 | Posted in 研究情報 |