ニュース

五島市ブルーカーボン促進協議会設立 藻場再生や独自クレジット認証制度創設へ (2021.11)

 浮体式洋上風力発電や潮流発電などの再生可能エネルギーの取り組みや実証事業が進む長崎県五島市では、五島市ブルーカーボン促進協議会が設立された。磯焼け対策のさらなる促進に向け、組織体制の構築、藻場再生活動の実施及び五島市独自のクレジット認証制度の創設などに取り組む。海藻藻場によるCO2の吸収、炭素の固定は「ブルーカーボン」と呼ばれ、2009年に国連環境計画(UNEP)が報告書を発表したことにより「2050年カーボンニュートラル」の目的達成に向けた吸収源対策として期待されている。

 近年では全国的に「磯焼け」と呼ばれる海藻藻場の消失減少が続いており、五島市では2019年に「磯焼け対策アクションプラン」を策定し、長期的に藻場回復事業に取り組んできたが、海のCO2の吸収量(ブルーカーボン)を活用した温暖化対策の取り組みや、磯焼け対策のさらなる促進に向け、組織体制の構築、藻場再生活動の実施及び五島市独自のクレジット認証制度の創設などに取り組む考えだ。

 事業内容としては、①ブルーカーボン促進組織の調査研究、②ブルーカーボンオフセット制度の創設(下図:企業努力ではどうしても削減することができないCO2排出量を、藻場再生活動への出資により相殺するクレジット認証制度)

 ブルーカーボンオフセット制度

③藻場再生活動の他地区への横展開、特に藻食性生物の駆除活動や母藻の供給活動など実績のある「五島モデル」を他地区へ横展開するとともに、「磯焼けバスターズ」を形成し、地区を越えた磯焼け対策に取組む体制を構築する考えだ。
 
同協議会は、下記の9団体を会員として設立された。
・国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産技術研究所
・ジャパンブルーエコノミー技術研究組合
・一般社団法人磯根研究所
・五島漁業協同組合
・五島ふくえ漁業協同組合
。奈留町漁業協同組合
・五島市内漁業者グループ
・福江商工会議所
・五島市
 
2021-11-13 | Posted in ニュース |