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米・トランプ大統領、前例のない日米戦略貿易投資協定の締結を発表(2025.7)

 2025年7月22日、ドナルド・J・トランプ大統領は、アメリカの最も緊密な同盟国であり、最も重要な貿易相手国の一つである日本との画期的な経済協定を発表した。

●この歴史的な合意は、日米関係の強さと、米国が世界で最も魅力的で安全な戦略的投資先であると日本が認識していることを反映している。
●この合意は、両国が経済的繁栄、産業におけるリーダーシップ、そして長期的な安全保障という共通のコミットメントを再確認するものである。日米同盟がインド太平洋地域の平和の礎であるだけでなく、世界の成長とイノベーションの原動力でもあるという力強いメッセージを送るものである。
●この協定は、5,500億ドルを超える新たな日本と米国の投資手段と、米国からの輸出へのアクセスの強化を伴い、二国間協力の新たな章を刻むものであり、今後数十年にわたり、米国経済の潜在能力を最大限に引き出し、重要なサプライチェーンを強化し、米国の労働者、地域社会、企業を支援するものとなるであろう。                                          この協定の一環として、日本からの輸入品には 15% の基本関税率が適用される。

(中略)

<米国企業の市場アクセス拡大の確保>                                                      

 米国企業は数十年にわたり、日本市場へのアクセスを求める際に障壁に直面してきた。この協定は、主要分野において画期的な進出をもたらす。

●農業と食品:
・日本は輸入割当量を大幅に拡大し、米国産米の輸入を直ちに75%増加させる。
・日本はトウモロコシ、大豆、肥料、バイオエタノール、持続可能な航空燃料など、80億ドル相当の米国製品を購入する予定だ。
●エネルギー:
・米国の対日エネルギー輸出の大幅な拡大。
・米国と日本はアラスカ産液化天然ガス(LNG)の新たな取引協定を検討している。
●製造業および航空宇宙産業:
・日本は、ボーイング社製航空機100機を購入する合意を含め、米国製の民間航空機を購入することを約束している。
・米国の防衛装備品を毎年数十億ドル追加購入することで、インド太平洋地域における相互運用性と同盟の安全性が強化される。
●自動車および工業製品:
・米国の自動車とトラックに対する長年の規制が解除され、米国の自動車メーカーが日本の消費者市場に参入できるようになる。米国の自動車基準が日本で初めて承認されることになる。
・幅広い工業製品および消費財の貿易機会が拡大し、アメリカの生産者にとって競争条件が平等になる。

詳しくは、→https://www.whitehouse.gov/fact-sheets/2025/07/fact-sheet-president-donald-j-trump-secures-unprecedented-u-s-japan-strategic-trade-and-investment-agreement/

2025-07-27 | Posted in ニュース情報/政策関連 |