トピックス,マテリアル他編

日本ゼオン、植物由来等のエタノールから高効率でブタジエン生成するベンチ設備の建設開始(2025.7)

 日本ゼオン㈱は、徳山工場(山口県周南市)において、植物原料由来などのエタノールからブタジエンを高効率で生成する技術を実証するためのベンチ設備の建設に着手した。本設備は2026年の稼働を予定し、ベンチ設備で生成されたブタジエンからポリブタジエンゴム(ブタジエンゴム)を試作し、社会実装に向けた取り組みを加速する。

 7月10日に現地で行われた起工式には、山口県および周南市からご来賓の他、工事関係者、田中代表取締役会長 、本間工場長をはじめとするゼオン関係者ら33名が出席し、工事の安全祈願を行った。

 本取り組みは、2030年代に植物原料などからブタジエン、イソプレンを高効率で生成する技術の社会実装を目指し、ゼオンと横浜ゴム㈱が提案する2つの研究開発テーマ*の内のひとつです。ゼオンはベンチ設備で生成されたブタジエンからポリブタジエンゴム(ブタジエンゴム)を試作し、横浜ゴムはそのブタジエンゴムを使用したタイヤの試作および走行テストを実施し、大規模実証に向けたデータ収集を行う。 今後は、2030 年までにパイロット設備(商業化に向けた連続実証設備)を用いて社会実装のための技術を確立し、 2034 年の事業化を目指す。

詳しくは、→https://www.zeon.co.jp/news/assets/pdf/250710.pdf

2025-07-14 | Posted in トピックス, マテリアル他編 |