トピックス,エネルギー編

IHIと蘭・Vopak、日本国内のアンモニアターミナルの開発・運営の合弁事業の立ち上げへ共同開発契約を締結(2025.7)

 ㈱IHIとオランダのRoyal Vopak(ロイヤル ヴォパック)社(Vopak)は、新たな合弁事業の立ち上げに向けた共同開発契約を締結した。両社は、日本国内での拠点整備状況を見据え、2030年度の操業開始を目標とするアンモニアターミナルの開発・運営を行うプロジェクトに参加し、安全かつ効率的なアンモニアの貯蔵およびインフラの開発に注力する計画である。

 アンモニアターミナルの開発は、輸入したアンモニアを日本国内で受け入れ、貯蔵し、安定的に供給できる体制を整えるためのもの。アンモニアは、発電分野や産業分野における燃料・原料としての利用を通じて、今後普及が進み、日本の脱炭素目標へ貢献していくことが期待されている。  

 今回の協業において、IHIグループは、日本のアンモニア貯蔵タンク製造のリーディングカンパニーとして、クリーンアンモニアを中心としたアンモニアバリューチェーンの開発をさらに推進する。Vopakは、世界的なタンク貯蔵およびインフラパートナーとして、アンモニアターミナルの設計・運用における豊富な経験を活用する。

 IHIとVopakは、広域的なアンモニアサプライチェーンを日本国内に構築し、アンモニアの多様な活用可能性を検討する。また、海上輸送のハブ機能を担うアンモニアターミナルを活用し、効率的なアンモニア供給体制の構築を目指す。

詳しくは、→https://www.ihi.co.jp/all_news/2025/resources_energy_environment/1201546_13752.html

2025-07-14 | Posted in エネルギー編, トピックス |