トピックス,エネルギー編

エア・ウォーターG、合弁会社エア・ウォーターK&Oを設立、水素製造拠点新設へ。千葉県産天然ガスとクリーン電力を使用し、CO2回収。(2025.7)

 エア・ウォーターグループで炭酸ガス及び水素ガスの製造・販売などカーボンニュートラル市場に向けた事業を展開するエア・ウォーター・グリーンデザイン㈱は、K&Oエナジーグループ㈱の子会社で千葉県産天然ガスの開発・生産事業を展開する関東天然瓦斯開発㈱との合弁会社、エア・ウォーターK&O㈱を設立し、千葉県茂原市に低炭素水素の製造拠点を新設することとなったと発表した。

 エア・ウォーターK&Oでは、関東天然瓦斯開発が採取・供給している生産から輸送までの環境負荷が輸入天然ガスと比較して極めて少ない千葉県産の天然ガスを水素の原料とし、世界最高水準の発生効率を有する天然ガス改質型水素ガス製造装置「VHR」とCO₂回収装置を新設し、2027年度の操業開始を目指す。千葉県産の天然ガスとクリーン電力(非化石証書を活用)を使用し、水素製造時に発生するCO2を回収することにより、低炭素水素製造を実現。エレクトロニクス向けなど既存産業用途や将来の水素エネルギー社会の実現に向けて増加が見込まれる水素需要に対応するとともに、水素を利用される顧客のCO2排出量(SCOPE3)削減に貢献する。また、回収したCO2はドライアイスの原料として活用することで、需給がひっ迫する炭酸ガス・ドライアイスの安定供給につなげていく。

<低炭素水素・CO2製造・販売スキーム>

詳しくは、→https://www.awi.co.jp/ja/business/news/news-2025072801.html

 

2025-07-30 | Posted in エネルギー編, トピックス |