ニュース情報/政策関連
タイ民間航空局(CAAT)とタイ航空会社8社、SAF利用推進のMOU締結。2050年ネットゼロへ(2025.12)
2025年12月1日、タイ民間航空局(CAAT)とタイの航空会社8社は、タイの航空業界が世界環境基準の遵守とCO2排出削減目標の達成に向けて推進する重要なメカニズムとなる、国内における持続可能な航空燃料(SAF)の使用を促進するための覚書(MOU)を締結した。
このMOUはまた、タイが参加している国際航空のための炭素オフセットおよび削減スキーム(CORSIA)を含む、国際民間航空機関(ICAO)の主要措置を支持するというタイ航空部門のコミットメントを強調している。また、2050年までに航空業界における炭素排出量ネットゼロという野心的な目標を支援することになる。8社の航空会社は、タイ国際航空、バンコクエアウェイズ、Kマイル航空、ノックエア、タイ・エアアジア、タイ・エアアジアX、タイ・ライオン・エア、タイ・ベトジェットエアである。
しかし、CAATはSAFの使用によるエネルギーコストの上昇という課題を認識しており、2026年から国際線に自主的な炭素サーチャージを導入することを検討している。このサーチャージは、タイの航空部門における炭素排出量の削減と相殺に関連するコストを明らかにするものである。CAATは透明性を監視し、国際規制の遵守を確保する考えだ。SAFの使用は、国際基準に従って炭素排出量を削減するだけでなく、より環境に配慮した新しい航空エコシステムにおける競争力を強化し、タイを地域におけるグリーン航空のリーダーへと導くことにつながる。
詳しくは、→https://thailand.prd.go.th/en/content/category/detail/id/2078/iid/449427
2025-12-04 | Posted in ニュース情報/政策関連 |
