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日本製鉄、微生物利用し、CCU基礎化学品・脂肪酸の製造開発に豪クイーンズランド大学等と着手 (2022.8)    

 日本製鉄㈱は、微生物を利用してCO2から基礎化学品を製造する研究開発について、オーストラリア研究会議が公募するプロジェクトにクイーンズランド大学、アーバンユーティリティ社(オーストラリア)と共同で応募、採択され、研究開発に着手したと7月22日、発表した。

 CO2を原料として有用な化学品や燃料を製造する技術であるCCU(Carbon Capture and Utilization)はカーボンニュートラル実現のために必要不可欠な技術であるが、CCUの多くは触媒を用いる化学反応を利用している。一般に触媒を用いるプロセスは高温、高圧を必要とするが、微生物を用いるプロセスは常温常圧で反応が進むため、省エネルギー、低コストが期待できる。
 今回、生産を目指す基礎化学品は、分子のなかの炭素原子の数が6~8つの中鎖脂肪酸と呼ばれる物質で、微生物を用いて合成することが可能であり、燃料、飼料添加物、医薬品など幅広い化学品原料となる基礎化学品である。
 この分野で先駆的な研究に取り組む、研究代表者であるクイーンズランド大学のBernardino Virdis博士の研究チームは、すでに実験室で微生物によるCO2を原料とした中鎖脂肪酸の合成に成功した実績があり、今回の研究開発では、プロセスの最適化およびパイロットプラントでの検証を行い、実証段階への道筋作りを目指す考えだ。

微生物を利用してCO2から化学品や燃料の原料になる中鎖脂肪酸を製造(模式図)

詳しくは、→https://www.nipponsteel.com/news/20220722_100.html

2022-08-03 | Posted in トピックス |