研究情報

理研、東北大等の研究グループ、藻類の太陽光エネルギー吸収の仕組み解明 -人工光合成への応用に期待-(2022.7)

 理化学研究所、東北大学、大阪公立大学、熊本大学、豊橋技術科学大学の共同研究グループは6月17日に、太陽光エネルギーを高効率に吸収する藻類の光捕集タンパク質複合体「フィコビリソーム」の立体構造を明らかにし、光吸収機構を解明したと発表した。

 本研究成果は、光合成の初期過程である光エネルギーを吸収する仕組みを解明したもの。藻類の光捕集の仕組みを理解し、この知見を人工光合成研究に取り入れることで、高効率光エネルギー伝達デバイスの開発に貢献することができると期待される。今回、共同研究グループは、好熱性シアノバクテリアThermosynechococcus vulcanus(T. vulcanus)から単離したフィコビリソームの中心部位であるコアとアンテナ部位である棒状のフィコシアニンロッドのそれぞれについて、解析を行った。

詳しくは、→https://www.riken.jp/press/2022/20220617_1/index.html

2022-08-01 | Posted in 研究情報 |