ニュース情報/政策関連

環境省、自然共生サイト(仮称)の仕組みの試行開始。2023年度より正式認定開始予定。 (2022.6)

 環境省は、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域を「自然共生サイト(仮称)」として認定する仕組みを検討しており、来年度2023年度から正式に認定を開始する予定だ。
 2021年度までに、認定基準(案)や認定プロセスなど、認定の仕組みについて検討を進めてきたことを踏まえ、今年度、審査プロセスの試行・検証その他課題検討のための事業を実施する。来年度からの正式認定を開始するために、将来的に認定を目指す「生物多様性のための30by30アライアンス」参加者と協力体制のもと進めていく考え。
 審査プロセスの試行・検証は、前期、後期の2回に分けて行う。前期は、今回協力表明のあった23サイトを事例に、申請書の記載、事務局の予備審査、有識者による審査委員会の開催といった正式運用を意識した審査プロセスを試行・検証する。
 環境省は、後期に向けて、今後も「生物多様性のための30by30アライアンス」参加者の協力を得ながら、仕組みを試行・検証し検討を進めていく。
  前期試行期間:5月~8月(予定)
  後期試行期間:9月~12月(予定)
 環境省は、今年度に開催するOECM(Other Effective area based Conservation Measure)検討会で、これらの事業の実施状況の概要を説明するとともに、認定する仕組みの検討に役立てていく考えだ。

詳しくは→https://www.env.go.jp/press/111067.html

 

2022-06-15 | Posted in ニュース情報/政策関連 |