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豪・HAMR Energy、南オーストラリア州にメタノール由来のSAF生産施設建設へ。植林地残材と水素利用(2026.3)
2026年3月3日、低炭素液体燃料(LCLF)のリーディングカンパニーであるHAMR Energyは、州政府の支援を受けて、7億~8億ドル規模の持続可能航空燃料(SAF)生産施設を南オーストラリア州に建設すると発表した。
このプロジェクトはオーストラリアで初めてのもので、世界的なエンジニアリング会社のHoneywellの世界最先端の技術を活用しており、場所の選定は、航空旅行の脱炭素化と地域で数百の雇用創出を目的としたSAF生産というHAMR Energyの戦略の重要な部分である。
HAMR Energyは現在、南オーストラリア州政府の支援を受けて、大規模な産業開発に適した用地のデューデリジェンスを実施している。
この施設が稼働すれば、植林地残材と水素から製造される低炭素メタノール30万トンを、約1億4000万リットルのSAFに変換する。これは、アデレードとメルボルン間のエコノミークラス旅客便約450万便の脱炭素化に十分な量であり、2030年までに推定される世界のSAF供給不足(1000万トン)の解消に貢献することになる。
このプロジェクトは、数百の建設関連雇用と数十の長期運用関連雇用を創出し、州に数億ドル規模の投資を誘致するであろう。また、州政府と連邦政府が優先課題としている、国内のSAF産業の確立、燃料安全保障の強化、そして航空業界の排出削減目標達成を支援することになる。
南オーストラリア州政府とHAMR Energyは、LCLFが州経済に大きく貢献できることを認識している。マウント・ガンビアを中心とするグリーン・トライアングルの植林地残材は、ワンフォーティーワンを含む地元の持続可能な林業会社と供給契約を締結し、HAMR Energyによって燃料に変換される。これにより、林業業界に新たな収入源がもたらされ、地域経済を支えることになる。
