トピックス,エネルギー編

インドネシア・Pertamina、韓・Hyundai・西ジャワ州と協力し、廃棄物から水素製造のPJ開始(2025.4)

 2025年4月15日、インドネシアのPertaminaは、韓国のHyundai Motor(現代自動車)Groupおよび西ジャワ州と協力し、インドネシア西ジャワ州バンドンに廃棄物から水素を生成する(W2H)エコシステムを構築すると発表した。

 この発表は、2025年4月15日にジャカルタコンベンションセンターで開催された世界水素エコシステムサミットおよびコンベンションにおいて、Pertamina事業開発部門第1部長、Hyundai Motor Groupグローバル水素事業部門責任者、および西ジャワ地域事務局経済開発担当補佐官によって署名された。

 また、調印式にはインドネシアのエネルギー鉱物資源大臣Bahlil Lahadalia氏とエネルギー鉱物資源省の新・再生可能エネルギー・エネルギー保全局長Eniya Listiani Dewi氏が立ち会った。

 この協力は、サリムクティの廃棄物埋立地からの低炭素水素生産の可能性を実現することを目的としており、水素はPertaminaの既存の圧縮天然ガス(CNG)ステーションを使用して水素燃料補給ステーションに輸送され、2027年までに運用開始を目指している。

 Pertaminaの戦略・ポートフォリオ・新規事業担当ディレクターのA. Salyadi D Saputra氏は、西ジャワ州バンドン近郊のサリムクティ埋立地で生成されるバイオガスから得られるクリーン水素がCNGステーションに供給されると述べた。

「Pertaminaは、Hyundai Motor Groupおよび西ジャワ州政府と緊密に連携し、この先駆的なプロジェクトを推進していく。このパートナーシップは、エネルギーの自給自足と雇用機会の創出に大きく貢献するであろう」とSalyadi氏は述べた。

 この協力は、エネルギー転換を加速し、2060年までにネットゼロ排出目標を達成するというPertaminaのコミットメントを果たすための取り組みであり、同社の長期目標と一致しており、その目標の1つは低炭素ビジネス技術の開発である。

詳しくは、→https://www.pertamina.com/en/news-room/news-release/pertamina-with-hyundai-and-west-java-province-develop-waste-to-hydrogen-in-bandung

 

2025-04-19 | Posted in エネルギー編, トピックス |