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豪・PlasmaLeap、アンモニア等の肥料と燃料のゼロエミ生産の加速へ3,000万豪ドル調達(2026.3)

 2026年3月3日、 アンモニアと硝酸のゼロエミッション生産の先駆者であるオーストラリア企業、PlasmaLeap Technologiesは、ゲイツ財団、 Investible、そして世界有数の総合窒素肥料製造企業Yara Internationalのベンチャー部門であるYara Growth Venturesが主導する戦略的機関投資家グループから、約3,000万豪ドル(2,000万米ドル)の新たな資金を確保したと発表した。

 1月に完了したシリーズAラウンドには、Twynam、GrainCorp Ventures、Uniseed/UniSuper、Artesian、Hort Innovation、GDRC、SVG Ventures、そしてニュージーランドの肥料協同組合Ravensdown傘下のAgnition Venturesも参加した。調達資金は、ニューサウスウェールズ州とタスマニア州における初の肥料ハブの推進、フィールド試験の拡大、そしてPlasmaLeapの中核技術のさらなる開発に活用される。また、この資金は、持続可能な燃料およびエネルギーシステムへの長期的な応用も支援する。

 シドニー大学から生まれたPlasmaLeap社の技術により、農家は持続可能な窒素肥料を自らの農場または地域の拠点で直接生産できるようになり、排出量、投入コスト、サプライチェーンへの依存度を削減できる。窒素肥料の生産、輸送、施用は、化石燃料を大量に使用する製造、長距離輸送、そして作物における化学物質の損失によって、世界の産業排出量の大きな割合(世界のCO2e排出量の約2.5%) を占めている。さらに、肥料の入手とコストは世界各地で大きく異なり、サハラ以南のアフリカの一部地域では、輸入、物流、資金調達の問題により、小売価格が世界のFOB 価格のほぼ2倍になっている。

 「これらの戦略的投資家と機関投資家からの支援は、PlasmaLeapの技術と事業機会の規模の両方を強力に裏付けるものである」と、PlasmaLeapのCEO兼共同創設者であるFrere Byrne氏は述べている。「今回の資金調達により、試験運用の成功から実社会​​への展開へと移行し、クリーンで分散化された肥料と化学品の生産が農業を変革し、排出量を削減し、食料や燃料といった重要資源の国家安全保障を保証できることを実証することができる」

詳しくは、→https://www.plasmaleap.com/series-a-close