研究情報

京都大学の研究グループ、食用微細藻類スピルリナの完全長ゲノム塩基配列の解読を発表。(2023.1)

 京都大学の白石英秋 生命科学研究科准教授、西田晴香 同修士課程学生らの研究グループは、食用の藍藻類に属する微細藻類スピルリナの純系品種(NIES-39株)について、完全なゲノム塩基配列を解読したと発表した。スピルリナは産業的に有用なため、以前からゲノムの塩基配列の解読が試みられてきた。特に、スピルリナNIES-39株は10年以上前にゲノムの塩基配列の概要が明らかにされ、この生物のモデル株として利用されている。しかし、これまでにわかっていたゲノム塩基配列は、解読できていない領域が塩基配列中に散在しているものだった。今回、高品質なゲノムDNAを単離して、長大な塩基配列の読み取りに適した塩基配列解読装置で塩基配列を読み取ることにより、完全な塩基配列を解読することに成功したと発表した。

詳しくは、→https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2023-01-20-6

 

2023-01-24 | Posted in 研究情報 |