ニュース情報/政策関連

国交省、「ブルーインフラ」拡大プロジェクト始動。ブルーカーボン生態系を活用した海に(2022.12)

 国土交通省は海洋植物が持つCO2吸収や水質浄化といった効果に着目し、ブルーカーボン生態系を活用したCO2 吸収源の拡大によるカーボンニュートラルの実現への貢献や生物多様性による豊かな海の実現を目指し、ブルーインフラの拡大を進めるため、「命を育むみなとのブルーインフラ拡大プロジェクト」を今年度よりスタートさせると発表した。

 陸上の森林と同じように海にも CO2を吸収する海洋植物が生息している。ブルーカーボンを隔離・貯留する海洋植物等の海洋生態系は「ブルーカーボン生態系」と呼ばれ、カーボンニュートラ ルの実現に寄与する新たな選択肢として注目されている。これまでも浚渫土砂や産業副産物等を活用し、藻場や干潟の造成等に関する取組が全国で行われてきた。国土交通省では、今後藻場・干潟等及び生物共生型港湾構造物を「ブルーインフラ」 と呼び、ブルーインフラとして整備を進めていく考えだ。

 このため、今年度よりブルーインフラを全国の海へ拡大することを目指し、市民団体や企業の参加を促進するためのマッチング支援及び普及啓発を進めるなど、先導的な取組の推進を図る「命を育むみなとのブルーインフラ 拡大プロジェクト」を推進する。今回の発表に合わせ、ブルーインフラ拡大プロジェクトの理解を深めていただく資料とブルーイ ンフラの保全・再生・創出に関する主な取組事例集を公表した。 

詳しくは、→https://www.mlit.go.jp/report/press/port06_hh_000265.html

2022-12-31 | Posted in ニュース情報/政策関連 |