ニュース情報/政策関連
地球規模のプラスチック汚染条約に関する協議、合意なく中断。INC-5.2再開日程は後日発表(2025.8)
2025年8月15日– 海洋環境を含むプラスチック汚染に関する国際的な法的拘束力のある条約の策定に向けた政府間交渉委員会(INC)の協議は、10日間の交渉を経て、条約文面で合意に至らず8月15日早朝に休会となった。委員会は、後日発表される日程で交渉を再開することで合意した。
会議は、各国間の見解の大きな違いを認識しつつ、プロセスを継続したいという加盟国の明確な希望の表明を受けて閉会した。
再開された第5回会合(INC-5.2)には、ジュネーブのパレ・デ・ナシオンに2,600名を超える参加者が集まった。これには、183カ国から1,400名を超える加盟国代表と、400以上の組織を代表する約1,000名のオブザーバーが含まれる。会合の合間には、約70名の大臣・副大臣、そしてその他30名のハイレベル代表が非公式ラウンドテーブルを開催した。
地政学的な複雑さ、経済的な課題、そして多国間の緊張を背景に、この10日間は苦戦を強いられた。しかし、一つ確かなことがあります。それは、こうした複雑さにもかかわらず、すべての国が協議のテーブルに着きたいと考えているということである。
「期待していた条約文は成立しなかったものの、UNEPはプラスチック汚染、つまり地下水、土壌、河川、海洋、そしてもちろん私たちの体内に存在する汚染に対する取り組みを継続していく」と国連環境計画(UNEP)のInger Andersen事務局長は述べた。
詳しくは、→https://www.unep.org/inc-plastic-pollution/media#PressRelease15Aug
2025-08-17 | Posted in ニュース情報/政策関連 |