トピックス,エネルギー編

独・BASF、54MWの水電解装置を稼働。製造環境と統合し年間最大8,000トンの水素生産。(2025.3)

 ドイツ最大のプロトン交換膜(PEM)電解装置が、BASFのルートヴィヒスハーフェン工場で稼働を開始した。ゼロカーボン水素を生産するように設計されたこの電解装置は、接続負荷が54メガワットで、この大量の化学原料を毎時最大1トン、メインプラントに供給する能力がある。約2年の建設期間を経て、このプラントは、ラインラント=プファルツ州の気候保護、環境、エネルギー、モビリティ担当州大臣Katrin Eder氏とドイツ連邦経済気候対策省のUdo Philipp副大臣の出席のもと、正式に開所された。

 Siemens Energyとの協力で構築された水電解装置は、ルートヴィヒスハーフェン工場の生産およびインフラストラクチャに組み込まれており、インターフェースと化学生産環境への統合の点で非常にユニークである。システムには、実際の電気分解プロセスが行われるモジュールであるスタックが合計 72 個設置されている。この電解装置は、BASF の主要工場の温室効果ガス排出量を年間最大 72,000 トン削減する可能性がある。

 再生可能エネルギー源からの電力を使用した排出ガスゼロの水素製造は、炭素排出量の少ない化学製品の市場拡大に不可欠である。製造された水素は、施設の水素フェアブントネットワークに供給され、原料として製造施設に供給される。化学製品の原料として使用することに加えて、BASF はラインネッカー都市圏の移動用に水素を供給し、同地域での水素経済の発展を支援する予定だ。

詳しくは、→https://www.basf.com/global/en/media/news-releases/2025/03/p-25-046

2025-03-19 | Posted in エネルギー編, トピックス |