トピックス,エネルギー編

香港・EcoCeres、英・British Airways とSAFの供給契約を締結(2025.6)

 再生可能燃料の大手生産者である香港のEcoCeresは、英国のBritish Airwaysに持続可能な航空燃料(SAF)を供給する複数年契約を締​​結したことを発表した。

「航空業界の温室効果ガス排出削減に共同で取り組むという戦略的合意において、British Airways と提携できることを誇りに思う。当社は持続可能性への揺るぎないコミットメントを掲げており、今回のパートナーシップは、航空業界の環境目標達成を支援する革新的な燃料ソリューションの提供への当社の献身を体現するものである」と、EcoCeresのCEOであるMatti Lievonen氏は述べている。

 このSAFの供給により、英国の主力航空会社はライフサイクル全体で約40万トンの炭素排出量を削減できると期待されている。

 また、British Airwaysは、2030年までにフライトの10%にSAFを採用することを約束している。

 EcoCeresは、使用済み食用油 (UCO) などの 100% 廃棄物ベースのバイオマス原料から製造された SAF を提供する。また、同社は、SAFのコミットメントを確保することに加え、SAFの規模拡大に向けたプロジェクトや技術にも投資している。同社は、現在サンダーランドでプロジェクトを建設中の、英国に拠点を置くタイヤからSAFを製造するWastefront社に投資した。

詳しくは、→https://www.ecoceres.com/public/static/file/20250630_Press%20Release%20-%20EcoCeres%20Signs%20Multi-year%20SAF%20Contract%20with%20BA_EN_FINAL_web.pdf

2025-07-01 | Posted in エネルギー編, トピックス |