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日本触媒、英・マンチェスター大発のHoliferm社と微生物由来のバイオ界面活性剤の販売契約(2025.1)
㈱日本触媒は、Holiferm Manufacturing Limited(英国マンチェスター)のバイオサーファクタントの販売契約を締結した。本契約にともない、日本触媒は環境に配慮した界面活性剤の販売を日本市場で促進していく。
バイオサーファクタントとは、微生物が生成する天然の界面活性剤。持続可能な資源を利用して製造されるため、従来の化学合成界面活性剤に代わる付加価値の高い界面活性剤として期待されている。
Holifermは化粧品用途としてHoliSurfを展開しており、100%バイオベースで生分解性を有する界面活性剤でありヨーロッパの再生可能原料である蜂蜜に含まれる酵母を使用した自然発酵プロセスで製造されている。HoliSurfは、フェイスクリームからシャンプーまで、多様なパーソナルケア用途で使用されている。さらに、COSMOS承認(オーガニックコスメの品質を保証する国際的な認証制度の一部であり、ヨーロッパの5つの主要なオーガニック認証機関が制定した基準に基づいている)も取得しており肌に優しい界面活性剤として独自の利点を提供する。日本触媒は、独自技術の活用に加え外部との連携を通じて国内外での化粧品事業の拡大を進めていく考えだ。
【Holiferm概要】
Holifermは、マンチェスター大学で開発された重力分離技術を基盤として設立された。企業として、石油化学由来のすべての界面活性剤を天然のバイオ界面活性剤に置き換えることを目指している。Holiferm製品はマンチェスターのR&Dセンターで開発され、ウォラシーにある1.6KTAバイオサーファクタント工場で生産される。スキンケア、ボディーソープ、ハンドソープなど、多くの家庭用製品に使用されている。
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