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三菱ケミカルG、植物由来バイオエンプラがスズキのコンパクトSUVのフロントグリルに採用(2024.12)

 三菱ケミカルグループの植物由来のバイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO(デュラビオ)」が、スズキ㈱のコンパクトSUV 新型「フロンクス」のフロントグリルに採用され、10月16日より発売された。

 DURABIOは、再生可能な植物由来原料「イソソルバイド」を用いて作られるバイオエンジニアリングプラスチックで、枯渇資源である石油の消費量を削減できるうえに、原料となる植物が成長過程でCO2を吸収するため、GHGの低減にも貢献できる素材。耐衝撃性、耐傷付き性、発色性に優れ、自動車の内外装部品、光学・電子デバイス部材、日用雑貨など幅広い分野へ展開が進められている。

 DURABIOは、2021年末欧州で発売された「S-CROSS」以降、これまでに「スイフト」「スペーシア カスタム」「VITARA」といったスズキの国内外の車種で、フロントグリルへの採用が広がっている。今回の「フロンクス」でも、耐衝撃性および耐候性に加え、着色剤を配合するだけで光沢のある高度な意匠性を実現し、従来必要であった塗装工程を省き、製造時に発生するVOC(揮発性有機化合物)を低減するという優れた特性が評価された。

DURABIOが採用されたスズキ「フロンクス」

詳しくは、→https://www.mcgc.com/news_release/02137.htm

2024-12-07 | Posted in トピックス |