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三菱ガス化学、新潟工場で消化ガス由来バイオメタノール製造開始。ISCC PLUS認証製品で(2024.6)

 三菱ガス化学㈱は、同社新潟工場(新潟市北区)において、消化ガスを原料にバイオメタノールを製造するための設備が完成し、国内初のバイオメタノールの製造を開始した。6月20日に、花角新潟県知事をはじめとする関係者とともに、お披露目会を行ったと発表した。

 同社は昨年、新潟県が所有する下水道の終末処理場(浄化センター)から発生する消化ガスのうち未利用分を有効利用することを目的として、新潟県と売買に関する基本協定を締結した。今回、新井郷川浄化センターの消化ガスを原料にメタノールを製造するため、同浄化センターに出荷設備、同社新潟工場に受入設備を設置し、既存設備を活用したバイオメタノール製造を開始した。
 また、同社は、新潟工場で製造するバイオメタノールやその誘導品ジメチルエーテル(DME)について、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つであるISCC PLUS認証を取得済みであったが、今回新たに、原料となる新井郷川浄化センターの消化ガスについても、新潟県がISCC PLUS認証を取得した。これにより、ISCC PLUS認証品である消化ガスから製造したバイオメタノールをISCC PLUS認証品として提供することが可能となった。

詳しくは、→https://www.mgc.co.jp/corporate/news/2024/240620.html

 

2024-06-20 | Posted in トピックス |