ニュース情報/政策関連

林野庁、森林×脱炭素チャレンジ2023 受賞者決定。グランプリに熊本・小国町、明和不動産等(2023.8)

 林野庁は、森林づくり活動等を通じて、脱炭素社会の実現に貢献する企業等の取組を顕彰する「森林×脱炭素チャレンジ」を実施している。今年度のグランプリ(農林水産大臣賞)及び優秀賞(林野庁長官賞)を決定し、発表した。(表彰式は10月4日を予定)
 森林×脱炭素チャレンジは、企業等が支援をして行った森林整備等の取組について募集し、その取組に係るCO2吸収量と取組内容を総合的に判断して優れた取組を顕彰するもので、企業等による森林づくり活動の内容やその意義を広く発信・普及することで、取組の拡大を図っていく。今年度から、企業等が支援等をして行った森林整備の取組内容について顕彰する「森林づくり部門」と、企業等が無効化した森林由来J-クレジットの活用内容について顕彰する「J-クレジット部門」を設けている。

 本年3月1日から5月31日の間に募集を実施し、応募のあった65件(森林づくり部門50件、J-クレジット部門15件)の中から、外部有識者による審査委員会の審査結果を踏まえ、受賞者(計13件)を決定した。グランプリ(農林水産大臣賞)は、共同応募の和の会/㈱明和不動産/㈱明和不動産管理/小国町(熊本県)/㈱ATGREENが受賞した。吸収量は 100t-CO2。

 グランプリの概要は、地元不動産企業等、熊本県⼩国町、クレジット販売仲介者との間で、J-クレジットを活⽤した森林整備の推進に向けた協定を締結。その中、クレジットの売却益を活⽤して、豪⾬被害を受けた森林作業道の復旧を継続的に実施し今後の整備につなげるとともに、会員企業には、森林への関わりや取組の成果を実感してもらうため、間伐材を活⽤したノベルティ品を提供した。

詳しくは、→https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/kikaku/230801.html

2023-08-07 | Posted in ニュース情報/政策関連 |