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日本バイオプラスチック協会(JBPA)、海洋生分解性プラスチックの識別表示制度を開始(2023.7)
日本バイオプラスチック協会は、海洋生分解性プラスチックの識別表示制度の運用を開始したと、7月5日発表した。
海洋プラスチックごみが世界的に重要な環境課題となっている。この抑制には資源循環の基本理念に則り、使用後の回収が原則だが、それでもなお、回収システムの不備や自然災害等で意図せず環境中に漏出するプラスチック製品が多いのが実情。 このため、海洋環境で生分解するプラスチック製品の普及が解決策の一つとして期待されている。
本制度にて海洋環境での生分解性と安全性が確認されたプラスチック製品を認証することで、利用者が容易に判別できるようにして健全な市場を形成し、かつ、意図せず漏出した場合の環境影響の低減に貢献する。
<制度名称:「海洋生分解性プラ識別表示制度」の概要>
●海洋での生分解性および安全性が確認されたプラスチック製品を認証。
●海洋生分解性の評価基準および試験法は、国際標準(ISO)に準拠。
●ポジティブリスト制を採用。プラスチックと添加剤を予め登録しておくことにより、製品での認証申請の際には材料構成と特定元素の含有量のデータを提出すれば良く、製品毎に生分解試験や安全性試験をする必要はない。そのため、簡易な手続きで、迅速に認証できる。
●バイオマスプラスチックを25%以上含む場合は「海洋生分解性バイオマスプラ」の表示も可。
詳しくは、→http://www.jbpaweb.net/identification/identification-marinebiodegradable/index.html 関連情報(経産省、海洋生分解性プラのロードマップ作成)→https://greenproduction.co.jp/archives/286