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国連食糧農業機関（FAO）、兵庫県兵庫美方地域と埼玉県武蔵野地域を世界農業遺産に認定。（2023.7）

　農林水産省は、兵庫県兵庫美方地域及び埼玉県武蔵野地域の2地域が、新たに世界農業遺産に認定されたと発表した。
　令和元年10月に国連食糧農業機関（FAO）に世界農業遺産への認定申請を行った兵庫県兵庫美方地域及び令和3年10月に認定申請を行った埼玉県武蔵野地域については、審査が行われ、このたび、FAOにより、新たに両地域が世界農業遺産に認定された。これにより日本国内の世界農業遺産認定地域は15地域となった。

＜.世界農業遺産認定地域の概要＞
●兵庫県兵庫美方（ひょうごみかた）地域
但馬牛（たじまうし）の子牛の生産地として、日本初の牛の血統登録「牛籍簿」を整備し、和牛改良の先駆けとなった。放牧や棚田の畔草の給餌等により農村環境や生物多様性を保全する持続可能なシステムが継承されている。

●埼玉県武蔵野（むさしの）地域
江戸時代の人口増加に伴い、屋敷地・畑地・平地林を含む細長い短冊形の地割によって開拓された。平地林の落ち葉を使った伝統的な「落ち葉堆肥農法」により、栄養分が少ない土地を肥沃な畑地に変え、今日まで受け継がれている。

詳しくは、→https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kantai/230706.html

関連情報→https://www.maff.go.jp/j/nousin/kantai/giahs_3_101.html　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　→https://www.maff.go.jp/j/nousin/kantai/giahs_3_201.html