トピックス,マテリアル他編

味の素Gのベトナム/キャッサバ栽培・再生型農業実証事業、経産省令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金採択(2026.3)

 味の素㈱は、ベトナム味の素社とともに、2026年2月8日、ベトナム社会主義共和国/キャッサバ栽培における再生型農業実証事業が、経済産業省の令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)に採択されたと発表した。
 この度、採択された事業は、ベトナム社会主義共和国における、キャッサバ栽培の生産性向上および農家所得の増加を図るとともに、温室効果ガス(GHG)排出量の低減を同時に実現する再生型農業の実証を目的としている。
https://gs-hojo-web-fspoc.jp/index.html

 キャッサバは、味の素グループが生産するうま味調味料の主要原料の一つであり、安定的かつ持続可能な調達が重要な農作物である。一方、ベトナムにおけるキャッサバ栽培は、伝統的な農法が中心であることから、収量の低さ、病害虫被害、化学肥料への依存、農家所得の伸び悩みといった課題を抱えている。また、化学肥料の使用はGHG排出の要因の一つであり、農業分野におけるGX(グリーントランスフォーメーション)の推進が求められている。

 本実証事業では、味の素およびベトナム味の素社が中心となり、ベトナム農業環境省傘下の農業研究センターと連携し、以下を組み合わせたキャッサバ「栽培パッケージ」を農家に提供する。
●病害虫耐性を有する新品種キャッサバの導入
●味の素グループが開発したアミノ酸副生物を活用した肥料の提供(化学肥料の代替)
●土壌準備や灌漑など、農法改善に関する技術指導
●スマートフォンアプリを活用した、農家と専門家間の技術情報交換プラットフォーム
 これらを農家に提供することで、単位面積当たりのキャッサバの収量向上と、単位収量当たりのGHG排出量の低減を実証する。
 本事業を通じて得られる知見は栽培ハンドブックとして体系化し、将来的にはベトナム国内におけるキャッサバ栽培のデファクトスタンダード(事実上の標準)となることを目指す。さらに、本モデルを他国へ展開することで、グローバルサウス地域における持続可能な農業の普及と、日本の高度な農業関連技術の海外展開にも貢献していく考えだ。

ベトナム農園におけるキャッサバの生育比較

詳しくは、→https://news.ajinomoto.co.jp/2026/03/20260313.html

2026-03-21 | Posted in トピックス, マテリアル他編 |