トピックス,エネルギー編
IHI、インドネシア商用石炭火力発電所でASEAN初のグリーンアンモニアでの燃焼実証に成功(2025.4)
IHIは、インドネシア国営電力会社PLN Indonesia Power(ピーエルエヌインドネシアパワー:PLN社)、及び、インドネシア国営肥料会社Pupuk Kujang(ププッククジャン:ププック社)とともに、PLN社グループが保有する商用石炭火力発電所ラブアン火力発電所(発電出力:30万kW)において、クリーンエネルギーであるグリーンアンモニアの小規模燃焼実証をASEAN諸国で初めて実施した。
本実証では、ラブアン火力発電所に設置された他社製ボイラのバーナを、IHI製のアンモニア燃焼用バーナに改造し,ププック社が製造したグリーンアンモニアを用いて少量のアンモニア比率で燃焼実証を行った。インドネシアにおけるアンモニア実証は、IHIが2022年に同国のグレシック火力発電所で実施したアンモニア燃焼実証試験に続く成功である。
2月26日には、インドネシア政府関係者や日本政府関係者も招いて報告会を実施し、グリーンアンモニアを用いた実証の意義について、ご理解を深めていただいた。また,インドネシアなどの発電分野の脱炭素技術を必要とする国々に向けて,技術の実現性を具体的に示すことができた。

報告会の様子
詳しくは、→https://www.ihi.co.jp/all_news/2025/resources_energy_environment/1201388_13752.html