研究情報

ユーグレナ社といすゞ、ユーグレナ由来100%使用のバイオ燃料を試製、性能実証試験実施 (2022.11)

 ㈱ユーグレナは、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)から抽出した油脂のみを原料とした次世代バイオディーゼル燃料を試製し、いすゞ自動車㈱が実施する性能実証試験において、ユーグレナ由来原料100%燃料が石油由来の軽油と同等の性能を有していることを確認した。
 現在、国内外におけるバイオディーゼル燃料の製造に際しては、主な原料として使用済み食用油が使用されているが、世界規模でのバイオ燃料需要の高まりにより、使用済み食用油の価格高騰や将来的な供給量不足といった問題が懸念されている。両社は、2014年から、ユーグレナを原料とした次世代バイオディーゼル燃料の実用化を目指すため、共同研究契約を締結し、「DeuSEL(デューゼル)プロジェクト」として取り組みを進めてきた。本プロジェクトにおいて、ユーグレナ社が製造する次世代バイオディーゼル燃料の性能試験を、いすゞ製エンジンを用いて行い、この度、ユーグレナ由来原料100%燃料が石油由来の軽油と同等の性能を有していることを確認した。

詳しくは、→https://www.isuzu.co.jp/newsroom/details/20221102_01.html

関連情報→https://www.euglena.jp/businessrd/energy/deusel/                                           https://www.isuzu.co.jp/company/sustainability/deusel/

2022-11-10 | Posted in 研究情報 |