研究情報

CO2吸収コンクリートブロック、藻などの生長促進の現場試行開始~国交省関東地方整備局 (2022.9)

 国土交通省関東地方整備局の荒川下流河川事務所は、「インフラのライフサイクル全体でのカーボンニュートラル、循環型社会の実現」にむけた取組の一環として、CO2吸収型コンクリートを用いた根固めブロックの製作・備蓄・供用の試行を開始した。   

 「コンストラクションオープンイノベーションマッチング」の成立により、大成建設(株)・日建工学(株)が提案する「カーボンリサイクル・コンクリートを用いた根固めブロック」の技術を用いる。今回試行のコンクリートは、大量のCO2を排出するセメントを使わず、炭酸カルシウムを用いたコンクリートを使用。製造後もCO2と反応して炭酸カルシウムとして固定する。ブロックには、「環境活性コンクリート」を張り付ける。水中に入れるとコンクリート内のアミノ酸が溶け出し、藻などの生長を促進する。

 

詳しくは、→https://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/arage_00000325.htmlhttps://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/arage_00000326.html

環境活性コンクリート→https://www.nikken-kogaku.co.jp/products/detail/519/

2022-09-07 | Posted in 研究情報 |