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エコマーク「マスバランス方式のバイオマスプラスチック取扱方針案」 日本環境協会 パブリックコメント実施 (2022.5)
公益財団法人日本環境協会が運営するエコマークは、 新たに策定する「エコマーク認定基準における「バイオマス由来特性を割り当てたプラスチック」の取扱方針(案)」について、 幅広く消費者・事業者から意見を聞くために、 5月23日付で取扱方針案を公開し、 下記の要領で意見募集(パブリックコメント)を実施すると発表した。
■ 取扱方針案と意見の募集: https://www.ecomark.jp/nintei/public/
■ 意見の受付期間: 2022年5月23日(月)~6月21日(火) ■ 6月14日オンライン説明会: https://www.ecomark.jp/info/event/20220614seminar.html
エコマークでは、 2015年に「エコマーク認定基準における植物由来プラスチックの取扱いについて」を取りまとめ、 環境負荷低減効果が確認されたバイオマスプラスチック(PE、 PET、 PTT、 PLAを対象)について、 各商品類型に認定基準を導入し、 製品の認定を行ってきたが、昨今、 化石資源からプラスチックを製造する工程に、 バイオマス原料由来のバイオナフサなどを混合し製造したプラスチックが欧州を中心に発売され、 今後日本でも普及する動きがある。 このプラスチックは製造時のバイオマス原料の投入量と生産量をマスバランス方式と呼ばれる手法で管理し、 バイオマス由来特性を割り当てることを特徴としている。
このプラスチックは政府の「バイオプラスチック導入ロードマップ」にも記載があるほか、 2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、 新規投入されるプラスチックがバイオマス由来であることが主流化するまでの過渡期の方式として、 再生可能資源(バイオマス等)の活用を飛躍的に拡大させるポテンシャルを秘めているとしている。
詳しくは、→https://www.ecomark.jp/info/release/PR22-01.html