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三井物産とデンマーク・European Energy、世界初のe-メタノール、販売先・用途を欧州で拡大(2026.8)

 2026年8月20日、三井物産㈱と、デンマークの再生可能エネルギー会社・European Energy ApS(ヨーロピアン エナジー:EE社)は、世界初のe-メタノールについて、販売先および用途の拡大を進めている。e-メタノールの生産は、三井物産とEE社との合弁会社の子会社であるSolar Park Kasso ApSがデンマーク南部オーベンロー市カッソ地区に設けた工場で行っている。

 本事業で生産されたe-メタノールは、昨年5月にデンマークの海運大手A.P.モラー-マースク社に船舶燃料として初出荷したのに続き、今春から、化学品用途として玩具大手レゴ社、医薬品大手ノボノルディスク社向けへも出荷を開始した。再生可能非生物起源燃料(RFNBO)として、欧州の代表的なエネルギー企業であるOMV社などへ陸上燃料用途としての販売も決定し、販売先の拡大が進んでいる。

 三井物産は、中期経営計画2029において「Global Energy Transformation 2.0」を攻め筋の一つとして位置づけ、多様な低炭素エネルギーの供給メニューを拡充し、変化する外部環境や顧客ニーズに応じた最適なバリューチェーンの構築を目指している。e-メタノールは、再生可能エネルギー由来の電力を活用して製造されるグリーン水素と、バイオマス由来のグリーン二酸化炭素(CO2)を合成して製造される低炭素メタノール。メタノール流通網や貯蔵設備等の既存インフラとの親和性が高く、これまでグリーン水素単体では対応が難しかった陸上輸送燃料や航空燃料といった輸送分野においても、合成燃料として低炭素化に貢献可能であることを特長としている。ドイツをはじめとする欧州各国で、再生可能エネルギー指令(REDIII)をはじめとする政策で需要拡大が見込まれており、三井物産は低炭素メタノールの供給力強化を通じて、エネルギートランスフォーメーションの実装と持続可能な社会の実現に貢献していく考えだ。

Solar Park Kasso社e-メタノール工場

詳しくは、→https://www.mitsui.com/jp/ja/release/2026/1253985_15330.html