トピックス,エネルギー編
スイス国際航空(SWISS)、Synhelion社とソーラージェット燃料の長期オフテイク契約締結(2025.12)
2025年12月16日、Swiss International Air Lines(SWISS)とスイスのクリーンテクノロジー企業Synhelionは、持続可能な航空燃料(SAF)の長期オフテイク契約を締結した。SWISSは2027年以降、Synhelionから年間少なくとも200トンのソーラージェット燃料を購入する予定で、この革新的な燃料を民間航空分野に初めて導入する。この契約は、より持続可能な航空社会の実現に向けた重要なマイルストーンとなる。
SWISSは、Synhelion社と5年間の拘束力のあるSAFオフテイク契約を締結した最初の航空会社である。これは、航空の脱化石化に向けた先駆的な一歩となる。Synhelion社は2027年から、初の商業プラントで「シンクルード」と呼ばれる再生可能な合成原油を生産する予定。シンクルードは既存の製油所で化石原油と共に処理され、認証されたJet-A-1燃料に精製される。これにより、Synhelion社は既存のインフラに変更を加えることなく、化石原油を持続可能なシンクルードに直接置き換えることができる。燃料は通常の物流チェーンを通じて空港に配送され、燃料供給システムに供給される。Synhelion社の合成ジェット燃料は、再生可能エネルギーと持続可能な原料に基づいている。
詳しくは、→https://synhelion.com/news/swiss-signs-long-term-offtake-agreement-for-solar-jet-fuel-from-synhelion
