トピックス,エネルギー編
韓・SAMSUNG E&A、米国で低炭素アンモニアプラント向け4億7500万ドルのEPF契約獲得。米国エネルギー市場への本格参入(2025.11)
世界のエネルギー業界にトータルソリューションを提供する韓国のSAMSUNG E&Aは10月30日、米国法人SAMSUNG E&A Americaが、Wabash Valley Resources社と「米国Wabash低炭素アンモニアプロジェクト」のEPF(設計・調達・製造)契約を締結したことを公表した。本契約は、AMSUNG E&A Americaにとって初の低炭素アンモニアプラント契約となり、契約金額は約4億7,500万米ドル、契約期間は30ヶ月である。
インディアナ州ウェスト・テレホートに建設予定のこのプラントは、米国におけるアンモニア生産施設であり、二酸化炭素の恒久的な貯留に関する連邦政府の許可を取得している。年間50万トンの環境に優しいアンモニアを生産し、167万トンの二酸化炭素を回収する能力を備えている。生産されたアンモニアは、米国中西部の農地の肥料として使用される。
SAMSUNG E&Aは、このプロジェクトにおいて、豊富なアンモニア工場の経験と、デジタルツイン、デジタルトランスフォーメーション、AI、自動化などの差別化された技術を活用する予定である。
SAMSUNG E&Aは米国のHoneywellと協力し、本プロジェクトの成功を目指す。Honeywellの業界をリードするCO2回収技術は、Wabash Valley Resources施設において、操業の最適化と排出量削減を実現し、アンモニア生産量の増加に貢献する。SAMSUNG E&AはHoneywellと提携し、世界各地の排出削減が困難なエネルギープロジェクトにCO2回収技術を提供している。
SAMSUNG E&Aは、世界的なエネルギーの追加と多様化をサポートする新しいエネルギーソリューションでポートフォリオを拡大し、今回の契約により、2011年の最初の参入以来初めて米国市場に再参入することに成功した。
詳しくは、→https://www.samsungena.com/en/newsroom/news/view?idx=15754¤tPageNo=1
