トピックス,エネルギー編
韓・現代自動車(Hyundai Motor)G、水素含む低炭素技術の構築へ、シンガポール・EDBと提携(2025.11)
2025年11月3日、現代自動車(Hyundai Motor)グループは、水素を含む低炭素技術の開発機会を特定するため、シンガポール経済開発庁(Singapore Economic Development Board:EDB)と覚書(MoU)を締結したと発表した。
この取り組みは、Hyundai Motorグループ初のグローバル オープン イノベーション ハブおよびテストベッドであるHyundai Motor グループ イノベーション センター シンガポール (HMGICS) を通じて、同グループと EDB との既存のパートナーシップに基づいて構築される。
同グループは、シンガポールがグリーンプラン2030で掲げた野心を認識し、物流上の課題に対処し、資源効率を高めることを目指し、効率的な水素配送のためにシンガポールのパイプラインネットワークを活用する可能性を含め、シンガポールを拠点とする企業やスタートアップ企業とのさまざまな協力の可能性を模索している。
この協力を通じて、同グループはクリーンエネルギー源としての水素を推進するというコミットメントを再確認する。
現代自動車グループの副社長兼グローバル水素事業部門責任者であるJaeha Park氏は、「EDBとの協力を通じて、低炭素技術の開発を含む新たな成長分野を探求できることを大変嬉しく思う。水素技術における当社の最先端専門知識を活用することで、このパートナーシップはシンガポールのクリーンエネルギーの未来を築くための大きな一歩となる。世界の持続可能性の礎となる水素の可能性を示す、影響力のあるソリューションを推進していくことを楽しみにしている」と述べている。
EDBは、技術の進歩を推進するために地元企業やイノベーションパートナーと協力する可能性を含め、低炭素技術の構築と適用に関する関連イニシアチブへのHMGの参加を促進する。
「この覚書は、EDBとHyundai Motorグループの強固なパートナーシップを基盤としている。この協力は、持続可能な技術開発に取り組む企業を支援することで、シンガポールの低炭素経済発展へのコミットメントと密接に連携している。これにより、Hyundai Motorグループのグローバルネットワークにおけるグローバル・イノベーション・ハブとしてのシンガポールの地位が強化されるでしょう」と、シンガポール経済開発庁(EDB)副長官兼モビリティ部門責任者の鄭景馨氏は述べている。
詳しくは、→https://www.hyundai.com/worldwide/en/newsroom/detail/0000001046
