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米・トランプ大統領、就任に伴い大統領令を発令。アメリカ第一主義を掲げ、環境政策を修正(2025.1)
2024年1月20日、米国の第47代大統領に就任したトランプ大統領は、大統領令を発令した。アメリカ第一主義を掲げ、過去の大統領令の撤回も含め、環境関連の政策においても修正方針を打ち出した。
<BRIEFINGS & STATEMENTSより>(環境関連分野の発表より)
アメリカの生活価格を再び手頃なレベルに戻し、エネルギー主導国にする
●バイデン氏の気候偏重主義政策を終わらせ、許可を合理化し、非燃料鉱物の採掘と加工を含むエネルギーの生産と使用に過度の負担を課すすべての規制の撤回を検討することにより、アメリカのエネルギーを拡大する。(EV義務化の廃止など)
●エネルギー政策では、自動車、シャワーヘッド、トイレ、洗濯機、電球、食器洗い機における消費者の選択肢を広げる。
●エネルギー緊急事態を宣言し、重要なインフラの構築に必要なすべての資源を活用する予定である。
●エネルギー政策は、自然景観を劣化させ、アメリカのエネルギー消費者に役立たない大規模風力発電所へのリースを終了するだろう。
●パリ気候協定から離脱するであろう。
●各機関は生活費を削減するために緊急措置を講じる。
●アメリカ第一の貿易政策を発表する。
●アメリカは、アメリカの企業を罰する国家税制政策に関して、もはや外国の組織に頼る必要はなくなる。
詳しくは、→https://www.whitehouse.gov/briefings-statements/2025/01/president-trumps-america-first-priorities/
<PRESIDENTIAL ACTIONS>(環境関連分野の発表より)
●外洋風力発電リースから外洋大陸棚全域を一時的に撤退させ、風力発電プロジェクトに対する連邦政府のリースおよび許可慣行を見直す
●国家エネルギー緊急事態宣言
詳しくは、→https://www.whitehouse.gov/presidential-actions/2025/01/declaring-a-national-energy-emergency/
●魚より人間を優先する:南カリフォルニア に水を供給するための過激な環境保護主義を阻止する
●アメリカのエネルギーを拡大する
詳しくは、→https://www.whitehouse.gov/presidential-actions/2025/01/unleashing-american-energy/
●国際環境協定においてアメリカを第一に考える