ニュース情報/政策関連

EBB、EU加盟国政府が中国産バイオディーゼル輸入への最終関税の承認を支持(2025.1)

 EBB(The European Biodiesel Board:欧州バイオディーゼル委員会)は、EU加盟国による中国産バイオディーゼル(HVOおよびFAME)への確定関税の承認を歓迎すると発表した。

 2024年7月、EBBは暫定的な反ダンピング関税をすでに取得しており、これは現在有効だが、EU加盟国の政府の承認が必要であった。この承認は、1月8日の貿易防衛手段委員会において、欧州委員会による反ダンピング関税を課す提案が正式に採択されたことにより発行された。確定関税はまもなく5年間実施される。中国からのバイオディーゼル輸入に対する保護は完璧ではなく、関税の適切な実施と効率性を確保するための作業はまだ残っているが、EBBは委員会の取り組みと、それが欧州のバイオディーゼル産業にもたらした救済に感謝したい。

 EBBの事務局長、Xavier Noyo氏は次のように述べた。「EBBがこの件に着手してから、最初は迂回措置、その後はこの反ダンピング措置と長い道のりであった。インドネシア、アルゼンチン、米国に続き、中国に対しても措置を講じている。今後数週間から数か月間は、特に最近の中国の使用済み食用油に対する輸出税を考慮して、すべてのバイオディーゼル輸入の動向を監視することが重要になる。但し、SAFには関税が課されておらず、一部の企業が他の企業よりも低い反ダンピング関税を受けていたという事実から、迂回措置についても注意深く監視していく」

詳しくは、→https://ebb-eu.org/news/national-governments-approve-ad700/

2025-01-11 | Posted in ニュース情報/政策関連 |