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日本環境協会エコマーク、軽油代替燃料 HVO(水素化植物油)で伊藤忠エネクス/リーニューアブルディーゼルを初認定(2024.7)
公益財団法人日本環境協会 エコマーク事務局は、エコマーク商品類型 No.165分類A「油脂から生成した炭化水素から成るバイオディーゼル燃料」の認定基準で初めての認定商品が誕生したと発表した。
エコマークでは、軽油の代替燃料として廃食用油を使用したバイオディーゼル燃料の認定を2017年より行ってきたが、近年、廃食用油や植物油、藻類などの油脂を水素化処理して得られる炭化水素を使用し、軽油とほぼ同等の特性を持つ燃料の開発・生産が進められていることから、それらを対象とする認定基準を2023年1 月に制定し、認定を開始した。
認定の要件として、廃食用油などの廃棄物または藻類由来の油脂を70%以上使用し、ライフサイクルでの温室効果ガスの排出量が、代替する化石燃料の軽油と比較して少ないこと、「揮発油等の品質の確保に関する法律」(品確法)などの公的な品質規格に適合していることなどが求められる。廃食用油などの廃棄物を使用することで、資源循環の推進や温室効果ガス排出量の削減につながる。また、エコマーク認定により、軽油の使用者が環境に配慮した燃料を選択する目安となることが期待される。
今回エコマークの認定を受けた商品は、伊藤忠エネクス㈱のリニューアブルディーゼル(商品名)(認定番号は24 165 001)。本認定商品は、廃食用油などの廃棄物を70%以上使用し、バイオマス原料の持続可能性、ライフサイクル全体での温室効果ガスの排出量について、欧州の再生可能エネルギー指令(RED)に基づく認証制度として承認された第三者認証の評価を受けているHVO(水素化植物油)だ。
詳しくは、→https://www.ecomark.jp/info/release/PR24-05.html →https://www.itcenex.com/ja/news/2024/20240704.html