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BASFジャパン、Jクレジットプロジェクト運営事業者と提携し、支援システムで水稲生産者の申請サポート(2024.3)
BASFジャパン㈱は、㈱フェイガー(東京都港区)、Green Carbon㈱(東京都港区)との協業を皮切りに、Jクレジットプロジェクト運営事業者との提携を開始すると発表した。BASFと2社は水稲栽培における中干し期間延長により生じるクレジット創出を後押しすることで、農業の現場における炭素管理と環境負荷の低減に向けた取り組みを推進する。この新たな取り組みにおいて、栽培管理支援システム「xarvio FIELD MANAGER(ザルビオフィールドマネージャー)」は、ユーザーに最適な中干し開始時期を通知する。農業者は直近の過去2年間における中干し実施日数の平均より7日間以上中干し期間を延長し、その記録を政府から認証を受けたプロジェクト運営事業者を通じて申請することで、Jクレジットの認証を受けることができる。
BASFジャパンはプロジェクト運営事業者との提携により、水稲生産者へJクレジット申請手順の案内が可能になった。まず初めに、農業者はプロジェクト運営事業者のwebサイト上で、営農計画書や生産管理記録などを参考に、ほ場の情報を登録する。栽培期間中は栽培管理システムが提供するほ場の状況に関する情報や生育予測、病害発生予測などを活用し、最適な施肥や防除、中干しを含む水管理、収穫を行うことで、中干し期間延長により発生しうるリスクを軽減するとともに、収量と品質の向上を目指す。栽培記録は簡単に記録でき、栽培終了後に記録をCSVファイルにエクスポートするだけで、申請に必要なデータを用意することができる。BASFは農業者に幅広いオプションを提供するため、今後さらにプロジェクト運営事業者とのパートナーシップを拡大する方針だ。
詳しくは、→https://www.basf.com/jp/ja/media/news-releases/jp/2024/03/j-credit.html