研究情報
三井化学、東京大学未来ビジョン研究センター等3者、バイオマスナフサ由来製品のLCA算出の共同研究(2023.12)
三井化学㈱は、今後も社会のバイオマス化進展に貢献するため、三井化学グループにおいてISCC PLUS認証の取得を進め、マスバランス方式によるバイオマス製品の社会実装の拡大を目指しており、フェノール・チェーン製品である「IPA」と「MIBK」において、ISCC PLUS認証をそれぞれ本年4月、7月に取得した。これにより、同社グループのフェノール・チェーン全7製品(フェノール、アセトン、α-メチルスチレン、ビスフェノールA、エポキシ樹脂、IPA、MIBK)のISCC PLUS認証の取得が完了した。
そういった状況のもと、三井化学は、バイオマスナフサ由来エポキシ樹脂と石油ナフサ由来エポキシ樹脂のLCA(Life Cycle Assessment)算出について、東京大学未来ビジョン研究センター菊池康紀准教授のグループおよび三井物産㈱と共同研究契約を締結し、共同研究を開始した。当該研究過程でフェノール、アセトン、α-メチルスチレン、ビスフェノールAのLCAも算出する。日本で初めてとなるバイオマスナフサ由来のフェノール・チェーン製品におけるLCA算出結果の公表は、2023年度中を予定している。GHG排出量とその他環境負荷物質の削減効果の見える化を図っていく考えだ。
詳しくは、→https://jp.mitsuichemicals.com/jp/release/2023/2023_1222/index.htm
2023-12-27 | Posted in 研究情報 |