研究情報

Green Carbon社、ベトナム国家農業大学と水田のメタンガス削減に関する共同研究を開始(2023.6)

 Green Carbon㈱(東京都港区)とベトナム国家農業大学は共同研究契約を締結し、稲作におけるメタンガス排出量の削減に向けた共同研究を開始した。ベトナム国家農業大学が有する稲作に関する技術・ノウハウとGreen Carbonが有するメタンガス測定技術やカーボンクレジット創出ノウハウを駆使することで、稲作農家様の収入を向上させつつメタンガスを削減し、世界の気候変動問題に貢献していくプロジェクトを実証予定だ。
 ベトナムでは、農業は製造業に次いで二番目に大きな温室効果ガス排出源と特定されており、特に稲作が盛んであることから米の生産に係るメタンガス排出量が農業由来温室効果ガス排出量の約50%を占めている。そのためベトナムは、条件付きで2030年までに2014年比で27%(CO2換算で2億5,080万t)の削減目標を定めており、農業部門ではCO2換算で約1億3,000万tの削減を目指している。

<共同研究の概要>
 1haの水田を3つ使用し圃場A~Cに分け、下記の実験を行う。
・各圃場にメタンガスの排出量を測定するための3つのチャンバー装置を用意し測定量を比較検証
・各圃場のメタンガス排出量測定結果を元に、中干しやAWD (間断潅水)が、メタンガスの削減にどの程度効果的であるかを実証
・それぞれの工数と削減効果を比較検討し、今後ベトナムで行うべき最適なメタンガス削減ソリューションを検証

 ベトナムの水田面積は約700万ha(日本の約3倍)にのぼる。また、ベトナム全土の水田でAWDを導入した場合(多期作が一般的なことを考慮)、約5,600万t※1の温室効果ガス削減が見込まれる。これをカーボンクレジット価格に換算すると、約560億円の経済価値を生み出すことになる。

詳しくは、→http://green-carbon.co.jp/%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%aa%e3%83%94%e3%83%b3%e3%81%ab%e7%b6%9a%e3%81%8d%e3%80%81%e3%83%99%e3%83%88%e3%83%8a%e3%83%a0%e5%9b%bd%e5%ae%b6%e8%be%b2%e6%a5%ad%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e3%81%a8%e6%b0%b4%e7%94%b0/

2023-06-14 | Posted in 研究情報 |