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富士山朝霧バイオマス発電所、地域酪農家から収集の牛ふん発電開始。発酵後消化液も肥料化(2023.4)

 MIRARTHホールディングス㈱(東京都千代田区)が共同出資を行う合同会社富士山朝霧Biomass(静岡県富士宮市)は、4月5日に富士山朝霧バイオマス発電所の発電を開始したと発表した。バイオマス燃料を活用した発電事業は同社グループとして初の取り組みで、乳牛農家の牛ふん処理問題解決に向けた地域貢献も目的とするものだ。

 本事業で使用する発電施設は、環境省による「環境調和型バイオマス資源活用モデル事業」で使用していた施設を活用している。解体予定であった施設を再利用することで、解体により発生するCO2排出の抑制にも繋げている。また、バイオマス由来の電力は、地域電力会社を経由して県東部地区に配電し、発酵後の消化液は有効な有機肥料として販路拡大し、化成肥料の抑制も行っている。

<発電所概要>
・事業主:合同会社富士山朝霧Biomass
・所在地:〒418-0101 静岡県富士宮市根原115-1
・発電容量:100kwh
・想定年間発電量:800,000kwh
・燃料:富士宮市朝霧地域の酪農家から収集した牛ふん(17t/日・約300頭分)
・売電単価:39円/kwh

詳しくは、→https://mirarth.co.jp/pdf/news/press_20230405.pdf                                    関連情報→https://fujisanbiomass.com/

2023-04-11 | Posted in トピックス |