研究情報

名古屋大等の研究G、植物の葉の光合成で炭素と窒素のバランス保つ仕組み解明(2023.2)

 植物は光合成によって空気中のCO2を吸収し、糖をはじめとした炭水化物と酸素を産生する。産生された炭水化物は、細胞内で細胞の内側から外側に水素イオンを輸送する細胞膜プロトンポンプのスイッチをオンにすることが知られていたが、その仕組みと生理的な役割は未解明であった。
 国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学等の研究グループは、モデル植物のシロイヌナズナの葉における、炭水化物である誘発機能をもつ糖の投与と、網羅的な遺伝子発現変動解析、安定同位体15Nラベル硝酸取り込み実験によって、細胞膜プロトンポンプの活性化の仕組みと、植物の二大要素である炭素と窒素の協調的な利用の仕組みを明らかにしたと発表した。            

 詳しくは、→https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2023/01/post-450.html

2023-02-02 | Posted in 研究情報 |